病院や調剤薬局、ドラッグストアは日曜日でも開いているところもあります。その数は、全国的に徐々に増えてきているため、日曜出勤をしている薬剤師も多いですよね。
日曜出勤には、さまざまなデメリットがあります。そもそも嫌ですよね、本音として。
そこで、今回は薬剤師が日曜出勤して働くデメリットとその対策についてご紹介します。日曜出勤で働いていて、つらく感じる薬剤師はぜひ参考にして下さいね。
手当などで優遇されて納得してるならともかく、日曜は休みたいと考える薬剤師は働きやすい職場を「マイナビ薬剤師」や「薬キャリエージェント」で紹介してもらう事が大切です。
薬剤師が日曜出勤して働くデメリット
医療業界では日曜出勤や夜勤など他の職種とは違った働き方をしています。国民の健康を守るためとはいえ、大変ですよね。
でも、雇われて働いているという事では薬剤師と言えども「会社員」。日曜日に働きたく無いというのは、割と共通した思いです。
薬剤師が日曜出勤して働くデメリットは以下のようになります。
家族と過ごす時間が減る
日曜出勤して働く大きなデメリットとして家族と過ごす時間が減ります。まだ未婚だって、趣味・友達との予定も合わせづらいです。
多くの社会人は日曜休みが多いので、パートナーと休日がズレてしまい一緒に過ごす時間が減ってしまいます。
また、子供のいる家庭では、子供と一緒に過ごす時間も減ります。保育園、幼稚園、小学校や中学校などは日曜日が休みです。
子供が休日で家にいる時間に仕事に行かなければならないため、子供の成長を近くで見ることができません。
平日に休めたとしても子供は学校や保育園に行っているため一緒に遊ぶことができないのは残念ですよね。
日曜出勤をすることで手当として給料が上がる可能性があります。その給料によって家族が豊かに暮らせるのは、良いことです。
子供にとっても親が薬剤師というのは周りから羨ましく思われることが多く、誇りに感じていることでしょう。
しかし、一緒に過ごす時間が減ってしまえば経済的には豊かでも精神的には豊かとは言えませんよね。プライベートを重視したい人は、大きなデメリットと感じてしまうかもしれません。
趣味に避ける時間が限られる
趣味、例えば音楽やスポーツなどのイベントは日曜日に行なわれることが多いです。好きなアーティストや好きなチームを生で観て、仕事のストレスを解消しているという薬剤師もいることでしょう。
テレビで観るのと生で観るのとでは雰囲気が全然違うため、非日常を感じることができます。アルコールを片手に、ほろ酔いの気分で生の雰囲気を感じるのは最高ですよね。
しかし、日曜出勤になってしまうと大規模なイベントには参加することができません。
イベントに参加することが好きなアクティブな薬剤師にとっては、大きなデメリットです。それを生きがいにして働いている薬剤師には日曜出勤は向かないですよね。
日曜日に仕事の連絡が来るかも
日曜休みであれば、ほとんどの薬剤師も一緒に休んでいるため業務は止まっていることが多いです。
しかし、日曜出勤して平日休みだと他の薬剤師は働いており業務も通常通り行なわれています。すると、休日中にもかかわらず業務に関する連絡が来る可能性があります。
これは日曜休みよりも平日休みの方が格段に確率は高くなります。仕事とプライベートを切り分けることに理解のある職場ならいいのですが、そうでない職場も多いです。
たとえ数分間の連絡だとしてもせっかくの休日に仕事のことを考えるのはイヤですよね。
いつ連絡が来るかわからない状況では、しっかりと休むことができません。
休日は、仕事のことを考えずに休日を満喫したいという薬剤師には日曜出勤は向かないですよね。
長々と書きましたが、日曜出勤が嫌な薬剤師は、転職を検討した方がいいでしょう。なにしろ、ほとんどの調剤薬局は日曜は営業してないのです。
「マイナビ薬剤師」や「薬キャリエージェント」で豊富な求人から紹介してもらう事ですぐに解決します。
日曜出勤が嫌でも…働く必要がある薬剤師にデメリット対策
医療業界は24時間365日の対応が求められています。しっかりと組織作りがされていて、24時間365日の対応しながらも従業員の休日を確保する職場もたくさんあります。
それでも誰かが日曜出勤する必要があり、その役目が自分に回ってきてしまう時もあります。そこで、どうしても日曜出勤が必要な薬剤師へデメリット対策をご紹介します。
「日曜出勤は嫌だ」そう思っていても、少し自分をごまかすための参考としてみてください。
一緒に過ごしたい人に休日を合わせる
家族や友人と一緒に過ごす時間を重視している薬剤師も多いでしょう。その場合には、一緒に過ごしたい人に平日の休みを合わせるというのが良い方法です。
周りの人間が何曜日休みであろうと、一緒に過ごしたい人だけに予定を合わせれば問題ありません。
「一緒に過ごしたい人が日曜日休みなんですけど……」という薬剤師もいますよね。
週休2日制で、1日8時間1週間で40時間労働の職場が多いです。
もしも一緒に過ごしたい人が日曜日休みだったとしても、1週間のうちにもう1日休日があるはずです。
その日を自分の休日と合わせることができれば良いですよね。
日曜出勤してもうまくスケジュールを調整できれば、大切な人と過ごすことが可能です。
平日限定のイベントを探してみる
大規模なイベントは、日曜日に開催されることが多いです。しかし、最近では薬剤師以外でも日曜出勤が必要な人が増えてきています。
そんな人達に平日休みを満喫してもらおうと平日限定のイベントも増えてきているので、それを探してみるのも楽しいです。
これまで日曜日が休日だった人は、そのイベントには参加できなかったことでしょう。日曜出勤になったことで新たな楽しみが増える可能性もあります。
また、日曜休みの人には絶対にできないことを平日休みにしてみるのも面白いです。
例えば、平日の昼間からビールを飲んでみたり、日帰り温泉に行ってみたりと日曜休みの薬剤師が羨ましがるようなことをしてみるのも良いですよね。
平日であれば、人でも少ないので混雑する日曜に出勤して平日に遊ぶというのは効率的です。
日曜日よりサービスが良かったり、料金が安かったりすることも多いので平日仕事をしている薬剤師に見せつけるかのように平日休みを満喫するのも良い方法です。
休日は一切、仕事関連の電話に出ない
日曜出勤して平日に休んでいると仕事の電話がかかってくることもあるでしょう。そんな時は、一切無視して電話に出ないことが大切です。
特に、日曜出勤を始めてすぐのころから意識するのが重要です。仕方がないと電話に出てしまうと、これから休日の度に電話がかかってしまう可能性が高まります。
最初に、「私は休日には電話にでない」ということを職場に認知させることが大切です。そうすれば、「どうせ出ないから電話をかけても意味がない」と電話はかかってこなくなります。
しかし、注意点もあります。
休日にもかかわらず電話がかかってくるということは、業務の中であなたにしか解決できないことが発生してしまったということです。
そのようなことがないように日頃から誰でも同じような仕事ができるようにマニュアル化や引き継ぎなどをしっかりと行なう必要があります。
これはメリットにもなります。これができるようになると、仕事が円滑に回るようになります。
誰か一人に依存した仕事のやり方ではなくなるので、同僚も仕事が捗る可能性が高いです。
「休日なのに電話してくるなんて非常識」とツンツンした態度で電話に出ないのではなく、電話がかかってこないために日頃から仕事の質を高めるのが重要ですよね。
日曜出勤が嫌な薬剤師【まとめ】
夜勤に日曜出勤と過酷な労働環境で働いている薬剤師も少しはいます。調剤薬局では、ほとんどが日曜は休みですけどね。
日曜出勤はデメリットも多いですが、これを活かすことで薬剤師として仕事の質を高めたり、時間の貴重さに気付けたりとメリットもあります。
デメリットばかりに目を向けてネガティブになるのではなく、対策を考えてポジティブに過ごすことが大切です。
もちろん日曜出勤が嫌だという薬剤師は、将来に備えて早めの転職活動をし、求人探しをしておく事が大事ですね。