薬剤師が転職を考えた時に把握しておきたい流れ

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薬剤師の転職は、ある意味「簡単」です。

求人サイトに登録して、求人を紹介してもらう。そして、自分が良さそうだなと思う所に応募する。それだけ。

でも、本当にそれで「良い転職」が出来るでしょうか

転職したけど、前の職場の方が良かった……。それでは、転職したことに後悔するだけですよね。

やはり都心部を中心に一昔前よりも求人数が少なくなってきた今、安易な転職ではうまくいかない薬剤師が増えています。

今の仕事が嫌で隣の芝生が青く見えても、実はそうではないなんていう事はよくあること。

そうは言うものの、転職したいと思う薬剤師の多くは、今の職場に不満があるから転職します。その選択は、出来れば早くとりたいもの。

「キャリアアップのため」とかは少なくて、例えば人間関係や仕事内容のつまらなさ、待遇面で不満を抱えるからこそ、新たな環境で働きたいと思う人がほとんどです。

よく「1年目で転職するのはけしからん・耐えるべき」などという人もいますが、ブラックな職場はとことんブラックです。そんな他人の無責任な助言は気にしないで良いのです。

なぜなら年齢的には若ければ若いほど、やり直しなんていくらでもきくからです。

それでは、転職したいと考えている薬剤師はどのような点に注意して転職活動をスタートさせれば良いのでしょうか?

まず大切なのは、転職活動は時間、そして心に余裕を持って行う事です。焦りは禁物という事ですね。

薬剤師の転職活動は余裕を持って行うこと

「転職したい」「辞めたい」そう思うと、すぐに退職願いを上司に出す人もいます。

確かに、今の職場のストレスが大きく耐えられないなら、そうした行動は大切です。身体を壊してまで働く意味なんて何もないですよね。

でも出来る限り、ある程度スケジュールをもって転職活動をしていく事がとても大切です。

なぜなら、薬剤師の業界は想像以上に狭いので、なるべく円満退職した方がよいからです。

「円満退職」なんて少し幻想に近いのは事実です。でも、なるべく穏便に辞めたほうがいいという話ですね。
STEP.1
退職時期の目安を決める
だいたい3ヶ月後には退職し、次の就職先で働き始めるなど。有休消化も加味する。
STEP.2
求人サイトに登録
希望の求人がすぐ見つからない事も想定し、早めに求人探しをスタート。
STEP.3
上司に退職の意向を伝える
この時点では、退職願いは出さない。話し合うという姿勢で(場合によっては転職を留まる事も考える)
STEP.4
転職先を絞っていく
希望の求人を2,3個にしぼり、新たな求人紹介も待つ。エージェントに細かな条件交渉も行ってもらう。
STEP.5
退職の意向を伝える
退職を決めたらなら、所定の様式に沿って、退職の1ヶ月前までには退職願いを提出。

上記がだいたいの流れですが、かなりソフトな転職活動です。悪い言い方をすれば「転職しない」という選択肢を残すという、保険を掛けたやり方。

ちなみに、私はこれまで何度も「転職します」と言ってから、後に引けなくなった薬剤師を多く見てきました。退職することに引っ込みがつかなくなる状況で、それは避けたい。

 

辞めたいという気持ちを「表に出す」のは控えめにしつつ、冷静に行動すること。上司と喧嘩なんて避けるべきで、淡々と進めていく方が得策です。

 

最後に文句のひとつも言いたい人もいるかもしれませんが!!(気持ちは分かる)、大人の対応をした方が、目に見えないメリットが多いのです。

流れはだいたい上記のような形ですが、もう少し順序を整理し、説明します。

退職時期を決める

「辞めたい」という気持ちが先走ってしまうと、早く辞めたいとしか思えなくなるものですよね。

確かに民法上、退職の2週間前に告知すれば問題はありません。しかし、引き継ぎや薬剤師の穴埋めの事を考えれば、2~3ヶ月後くらいに退職日の目安とするくらいが穏便。

もっとも有給休暇が残っていれば、実際3ヶ月勤務するケースは少ないですし、また転職活動という面においてもスムーズに進めて行くことが出来るのが「3ヶ月」という期間が目安となります。

求人サイトに登録する

まれに求人サイトに頼らず自分で転職先を探す薬剤師もいますが、「普通の薬剤師」にはおすすめ出来ません。

なぜなら紹介会社を通す事により、明らかに当初の契約内容と違うような場合に対応してくれるためです。

また、条件交渉つまり待遇・休暇の確認や、その他の細かい部分はなかなか自分では確認しづらいものです。

例えば以下のようなポイントを面接で聞くのは、なかなか難しいもの。

  • 退職金制度の有無や支給見込み
  • 休み(半日2日で1日休みカウントなどの職場も)
  • 社会保険の有無(薬剤師国保は避けた方がベター)
  • 家賃補助(借り上げ社宅なら尚よい)
  • 時短制度(3歳までの取得では女性は厳しい)

すべて任せた方が安心ですよね。

転職するからには、薬剤師として長く働ける職場が理想。そうした求人探しをしていくためには、いわゆるエージェントを通した方が間違いなくスムーズです。

ちなみに求人サイトは、有名どころの大手なら正直どこでも対応内容に大きな差はあまりありません

初めての転職で利用者が多い・薬剤師登録者数が最多の「薬キャリエージェント」を利用すれば、基本的には問題はありません。

ちなみに転職活動を開始しないうちに退職を申し出る人も中にはいますが、「転職しても今は求人無いよ」「異動も考えるから」など、まず引き止められます。

ただそれは、転職活動した上で結論を出せば良いこと。

この時点ではまだあなたが転職するか100%では無い訳ですから、先に退職意向を伝えるのはあまり得策とは言えませんね。

①退職時期を決める

②求人探しを開始する

 

ここまでが第一歩。おおむね退職日を決めた上、転職活動をスタートさせます。

 

この後は少しずつ求人紹介を受けながら、上司に退職の意向を伝える事になります。

▶ 薬キャリエージェント

上司に退職の意向を伝える

辞める時期を決め、転職活動をスタートさせたら、上司に退職の意向を伝える事になります。

ここで性格にもよるんですが、2つのケースが存在します。それは「退職を考えています」ときっぱり言える人と、なかなか言い出せない人です。

対応で最も悪いのは、会話を交わすのが嫌だ・気まずいからと、いきなり退職願いを手渡しや上司のデスクに放置する人。

 

社会人としての対応としてNGです。もちろん超ブラックならその限りではありません

ただこれは私も経験がありますが、特に初めての転職の場合、上司に退職の意向を切り出すのに非常に時間が掛かります。

なんとなく申し訳ない気持ち、辞めたら迷惑を掛けるのではないか……。特に上司が信頼出来るケースほど、退職に後ろめたさを感じてしまいます。

これについては、求人サイトのエージェントがアドバイスをくれます。いったん退職の相談を第三者にする訳ですから、気持ちは楽になるはず。

また、上司の立場になれば分かる事なんですが、部下から「ちょっと話があるので、時間をもらえますか……」という時点でピンと来ます。あ、これは退職の話かなと。

そのため意外と上司は退職を切り出しても、心のなかでは「やっぱりそうか……」という受け止め方をするはずです。

そして薬剤師は転職する人が多いので、年上の薬剤師ほど悪い意味で慣れてもいます。

退職願いはその時点で提出しても支障はないものの、出来れば一度上司と話しあいの機会を持ち、ワンクッション置いた上での方がベターです。

なぜなら薬局・病院によって退職願いは所定の様式がありますし、その後の事務手続きの都合上、上司の指示にしたがって対応した方がスムーズだから。

この時点では、退職について「上司がいったん預かる」という形となりますね。退職までの期間には余裕があるので、それほど心配はいりません。

上司との話し合いで、例えば異動の提案をされるかもしれません。それで納得出来るなら、転職を思いとどまる事も検討しても良いかもしれませんね。

 

ただし、異動先の薬剤師を押し出して他の部署に異動させるというのも、その先を考えるとなんとも気まずいのも事実です。

※この時点では「まだ退職届を出していない」というのがポイントです。その後の求人探しがうまくいかなければ、転職を辞める選択も残しておけます。

希望条件に合った求人を探してもらう

いま働いているのが調剤薬局や病院の場合は、ある程度どこへ転職しても薬剤師としての仕事内容が大きく変わる事はありません。

問題は、希望条件ですよね。

大手の薬キャリエージェントなどを利用すれば、職場の雰囲気もよく分かります。一番大切なのは、職場の雰囲気です。

もちろん、希望年収や休日、通勤時間などは希望条件を伝えればすべてエージェントに任せてしまって大丈夫です。

人間関係が原因で転職したい薬剤師の場合は、今の職場ならどこでもマシと思うかもしれません。しかし、少しでも働きやすい条件を選べるのが転職する事のメリットです。

同じような仕事内容・休日がとれるなら、年収が高い方がいいですよね……

企業で働きたい薬剤師の場合は求人が限られるので、2~3ヶ月くらいじっくり求人探しをしていく事も必要かもしれません。

求人情報に関しては流動的な部分がある事もあり「3ヶ月に退職」くらい余裕を持った方が、よりよい転職活動をする事が出来るはずです。

退職願を提出するまえに次の就職先を決めてしまっても、全く問題はありません。むしろその方が、退職はスムーズに進んでいくはずです。

「もう次の転職先が決まっているので……」と上司に伝えたら、引き止める事が無理だという事も察してくれます。

退職願を提出

この時点ではまだ転職先を決めていない薬剤師もいるかもしれませんが、焦らない事。ゆっくり探しいっても、余裕のあるスケジュールだからです。

退職を申し出た上司と話し合いの場があれば、次は退職願の提出です。

退職願はもし職場に所定の様式があるなら、必ずそれに沿って提出をすること。退職願を書き直すというのは、なんとも微妙ですからね。

この時点で正式に退職する事が決まりますが、しっかりとその後についても話し合うこと。

  • いつ退職するか(3ヶ月程度あればゆとりあり)
  • 有給休暇の消化スケジュール
  • 引き継ぎ内容があれば確認をする

転職するということはその職場に不満があるケースがほとんどで、早く辞めたいと感じる薬剤師も多いでしょう。

しかし、立つ鳥跡を濁さず。社会人として働いているのですから「残りわずか」と思い、最後まで極力きちんと仕事には携わる事が大切ですね。

まとめ
転職活動は、スタートが大切です。つまり、退職時期を明確にすることと、求人サイトを活用する事。

 

退職を申し出るのは勇気がいることですが、それは求人サイトのエージェントにも助けてもらいつつ進めていけば何も心配はいりません。

  1. 退職時期を決める
  2. 大手求人サイトに登録
  3. 退職を申し出る
  4. 求人探しを行っていく
  5. 退職願いを提出

だいたいの退職時期を決めて、「薬キャリエージェント」で求人紹介依頼をする。いい求人が見つかれば転職を決断するという流れで問題はないですね。

新たな職場に転職する前に

薬剤師転職の流れ

ここまで薬剤師の転職の流れについて説明してきました。

最後に私の話ですが、転職はやっぱりかなり勇気がいるものです。人生変わりますからね。

今の職場への不満があって辞めるのに、転職先でも解決出来なかったらどうしようと思ってしまう事は多かったです。

ただ一度きりの人生です。65歳まで働くとして、あと何年働くでしょうか?

あなたがまだ20代,30代なら、これから先働く時間の方が圧倒的に長いのです。嫌な仕事を毎日して幸せな人生とはとても言えないですよね。

若ければ若いほど、人生何度だってやりなおしがききます。

10年後、薬剤師が余ってどこにも転職先が無い……そんな事になる前に、しっかり長く働ける職場探しはとても大切なのです。

働き続けるという選択をとっても、結果として間違いでは無い可能性だってあります。

それならば一度転職活動してみて、働き続けるかあるいは留まるか、しっかり自分で判断していくという事があなた自身にとってベストな選択なのです。