薬剤師国家試験後から就職活動を始める「未来の薬剤師(合格見込み&発表後)」はかなり多いです。
すでに働いている、或いは内定をもらっている同期などがいれば、「早く就活しなきゃ」と焦ってしまうのも無理はありませんよね。
社会に出て働くからには、あなた自身きっといろんな希望を描いているはず。勉強ばかりしていた時代とは別れを告げ、働いてお給料を得る立場になるのです。
どんな薬剤師として働きたいか、どう仕事と向き合っていくか、そうした希望だってあるはずですよね。
自己採点で「まず合格していそう」ならすぐ紹介会社へ登録がおすすめです。
なぜなら、正式な発表まで待ってからの就活では良い求人が減っている可能性があるため。
・薬キャリエージェント(※薬剤師国試後就活サポートなら大手が安心)
この記事では、あなたが自己採点や合否発表をうけ「薬剤師国家試験が合格見込み」「合格したけど良い就職先を探したい」と悩み始めた際に、どのように就職活動をしていけばいいかの注意点をお伝えします。
もちろん、国家試験後、合格発表を受けしばらくしてから就活する人だって同じです。
「新入社員」という肩書で入社できるのは1回だけ。それは国試浪人の人も。適当に就活して、適当に入社するのでは、必ず後悔します。
国試後は「ゆっくり休みたい」っていう気持ちがある人が大半だと思います。ただ、内定を貰った後にゆっくり休む・遊ぶ方が何倍も楽しく過ごせますよね。
さて、薬剤師国試後の就活注意点は以下の3点。
- 多くの求人から選ぶ事
- 4月入社を希望するか判断する
- 引っ越しが可能か決めておく
もちろん上記の注意点には、あなたに当てはまらない事もあるかもしれません。でも着実に就職活動をして、素敵な社会人生活へとステップアップしていきましょう。
また何より重要なのは合格発表後ではなく、自己採点で合格見込みなら求人探しを開始することです。発表後では、求人がやや減っているかもしれないのがその理由。
とはいえ焦りは禁物なので、もちろん合格発表後からでも安心して就活できます!(新卒求人は引く手あまたなので心配は無用)
こうした働きやすく、条件にあった就職希望を叶えるためには「薬キャリエージェント」などの薬剤師国試後からの就活をフォローしてくれる就活サイトを利用すれば安心です。
「求人に目を通しておく事」で自分なりの希望条件が見えてくるので、まずは早めに登録をすませましょう。
地方勤務可なら、年収面でも恵まれた就職が出来るので、奨学金がある人は考慮にいれるのもあり。
4月入社はどちらでも大丈夫。もし大手チェーンなどに就職したい場合は、同期と横並び出来る4月入社を選択すると良い。
上記について、詳細に解説していきます。
薬剤師国試後の2~4月から就職活動を始める場合、参考にしてください。かならず希望の就職先を見つける事ができますよ!
薬剤師国試後の就活は、多くの求人から選択をする事
薬剤師国試後から就職活動をする人、当たり前なんですが、社会人経験がほとんど無い人ばかりなはずです。経験としては、せいぜいアルバイトですよね。
特に国試後から就活の場合、あまり就職活動に力を入れて来なかった人が多いのも現実です。つまり、持ってる情報が相対的に少ないのです。
薬剤師が転職しようとすると、紹介会社から普通に10社、20社など求人情報を提供してくれます。それだけ多くの求人から、比較検討して転職するわけなのです。
就職活動では求人数が全て
一方で、多くの求人があるという事を知らなければ極端な例として、大手チェーン薬局2社のうちからどちらか就職先に選ぶといった選択をする人も少なくありません。
もちろん大手チェーンで働きたいという人も多いはずですよね。
その場合でも、いくつか比較した上で「やっぱり大手がいい」という選択をした方が後々後悔が少ないのです。これは調剤薬局に限らず、ドラッグストアや病院いずれもです。
なぜなら、薬剤師として働き始めると「理想の職場と違った……」と感じてしまう人が多いから。
就職活動の時点で自分が納得出来る形で就職を決めていれば、このようなミスマッチを大きく減らす事が出来ますよね。だから多くの求人から選択するステップを踏むことがとても大切になってくるのです。
幅広い求人情報を集める事が大切
とは言え、「どのように情報収取するのがいいのか分からない」「今からスタート、少し面倒くさい気も」と思ってしまうのが本音かもしれません。
薬剤師が利用する転職サイトを使うのも手ですが、弱みとしては「主に経験者を募集している」「パート求人が多い」という所。
新人薬剤師だから研修制度が手厚いところに就職したいなと思っても、そうした職場とのマッチングはあまりうまくいかないケースも多いのです。
そうした事が無いように、薬剤師国試後からの就職活動をサポートしてくれる求人紹介会社を選ぶ事で、あなた自身の就職活動がグッと上手く行く可能性が高まるのです。
具体的には「薬キャリエージェント」ですね。
求人情報だけでもダメ!
もちろん就職活動をした経験が浅い場合、単に薬剤師求人を紹介してもらうだけでは上手な就活が出来るはずもありません。
なぜなら、どこで働きたいかが明確になっても、同時に面接対策なども必要になってくるからです。つまり、履歴書やエントリーシートなど、希望就職先(薬局や病院など)に上手にアピールする必要があるのです。
求人数+面接対策が大切
そうした観点から考えると、やはり大手の紹介会社でなおかつ就活対策をしっかり行ってもらう事が、薬剤師国試後からの就職活動では大切です。
「薬キャリエージェント」や「マイナビ」などで、就活情報・対策をしっかりしてもらうこと。
そうすれば、自然とあなた自身に合った仕事も見つけることができ、またその仕事に就業出来る。つまり、面接に合格し内定をもらえる可能性も大きく上がってくるのです。
4月に就職を希望するか判断しておく事
割と多いケースとして、「薬剤師国試後からの就職活動で、なんとか4月入社に間に合わせたい」という人がいます。
これについては、「良い・悪い」どちらでもないので、あなた自身の希望に合わせれば大丈夫です。
薬剤師国試後「時間が少ない」からと焦らない
4月から調剤薬局などで働きはじめたい場合、就職活動に割ける時間はおおよそ1ヶ月です。3月末に就職先が決まって、4月1日から入社では慌ただしいですよね。
もちろん事前にある程度「こんな所で働きたいな」という希望があれば、1週間程度あれば十分内定まで出ます。
でもあなたが「調剤薬局で働きたいとは決めてるけど、どこがいいかは決めてない……」なんていう場合だと、何社も求人紹介されたら悩んでしまうはず。
ただその場合はそれでいいんです。
初めて社会に出て働く、それならばいくらだって悩んでも大丈夫。4月入社を焦って後々後悔するような所で働く羽目になっては、それこそ本末転倒だからです。
とは言え、4月入社を目指すメリットもたくさんあります。その点について少しまとめてみます。
「病院への就職」については、以下記載していません。大学病院などであれば基本的には学生のうちから就活しておかないと入社出来ませんし、中小規模の病院であれば薬剤師の採用数も少ないため。
国試後から病院に就活する場合は、4月入社にこだわるより、急性期か療養型かなど「やりたい仕事が出来るか」を優先させる方が大切ですね。
4月入社のメリット
4月から働き始める一番のメリットは、新入社員として同期と新入社員研修を受けられること。特に新社会人になるにあたり、薬剤師としてやっていく事に不安があるなら研修は受けておきたいですよね。
このあたりは「大手チェーンに就職する人限定の話」とは一概に言えません。
たとえば地域に根ざした20店舗~ほどの調剤薬局でも、新入社員薬剤師が数名程度入ってきます。
そうした中小規模の薬局の方が、案外「同期のつながり」は強く、むしろ大手チェーンよりも4月入社のメリットはあると言えます。
研修をしっかり受けたい・同期のつながりを持ちたい、そういう場合は薬剤師国試後からすぐ就職活動にとりかかり、内定を早めにとっておく事が大切ですね。
4月入社のデメリット
一方で「同期がいるのは嫌」という人も結構います。特に大手チェーンなど、100人規模で新入社員がいるケース。なぜなら段々時間が経つにつれ、仕事の評価で比較され始めてしまうからです。
これは個人の価値観の問題で、仕事で出世したいという人もいれば、自分のペースで働きたいという人もいます。どちらが良いという訳ではなく、性格ですよね。
そうした場合は大手チェーンであっても4月1日入社からは少しずらす(4月半ば以降)、あるいは中小規模の薬局に照準を絞って就活していけば問題はありません。
ただ4月入社を焦り、あなた自身が働きたい・取り組みたい事、あるいは労働条件面、そうした事をあまり考えないまま就活する事は避けるようにしたいですね。
もちろん2週間程度多くの求人を見て、比較し、納得した上で入社出来れば、決して4月入社は悪い事ではないですし、新年度からスタート出来るのはやっぱり気持ちがいいものですよね。
就職後、引っ越しが可能か決めておく事
薬剤師国試後からの就活の際は、あまり細かい条件など見られないもの。ただ注意してほしいのは、どこで勤務するか・したいかははっきり決めておくことが大切ですね。
なぜなら大手チェーン薬局・ドラッグストアでは「エリア職(地域限定)」か、「全国職(転勤可)」で、大きく待遇が変わって来るからです。
もちろん大手じゃなくても、例えば奨学金返済のため地方で年収が良い所で働きたいという場合、引っ越してから働くという事になりますよね。
病院や地域展開する地場チェーン薬局などであれば、そうした心配はいりません。
薬剤師として地方勤務可なら高年収も
都心部を中心として、薬剤師の年収は下がってきました。そのため国試後からの就活でも年収を気にする場合は都心部への就活は避けるのも手です。
薬剤師の年収は、ほとんどが「薬剤師の需給関係」で成り立ちます。薬剤師の少ない地方ほど年収が高く、都心部ほど年収が低くなります。
奨学金を多く抱えるなどして「早く返済したい」のであれば、5年間は地方で働くなど決めて、一気に奨学金を返していくというのも人生を考えると良い選択と言えますね。
薬剤師国試後からの就活でそこまで深く考えられないからこそ、あえて「年収」を基準にして就職先を選ぶ事は、決して間違った選択ではありません。
そもそも「都会はあまり好きじゃない」「田舎暮らしが好き」とあなたが思っているなら大きなメリット。就職先の選択肢が大きく増えるのです。
もちろん、都心部がいいと思う人も多いです。そうした場合に年収重視なら、大手よりは中小規模チェーン薬局、あるいはドラッグストアを選択するのがベターですね。
今の住居から通勤したい場合
都市部だろうと地方だろうと、今住んでいる地域で働きたい!と思う人は意外と多いもの。
都心部であれば、就職先としては色々な選択肢がありますが、地方だと限定的になってしまうことは覚悟しましょう。
ただし、地方ほど薬剤師が不足していて初任給が高い傾向です。「調剤薬局で働く」など選択肢が限定的になってしまう可能性は高いですが、まずは今住んでいるところから通勤可能な求人がどれほどあるか、しっかりエージェントに相談する事が大切ですね。
薬剤師国試後からの就活で薬局面接に落ちる事ってある?
薬剤師国家試験の勉強ばかりしていると、どうしても面接対策などには気がまわならないもの。そうすると、いざ就職活動を始める際には「落ちたらどうしよう」と感じてしまうかもしれません。
薬局に就活して落ちる事はまず無い
結論から言ってしまうと、薬剤師国試後からの就活でも調剤薬局の面接に落ちる可能性はとても低いです。
理由は2つあり、まずは大手チェーン薬局をはじめ、調剤薬局では新卒薬剤師の採用に極めて積極的な事。そして、すでに内定を出していた人が国試に落ちた分の穴埋めもしないといけないためです。
つまりある薬局が10人に内定を出していたとして、3,4人は残念ながら国試に合格しません。その分の穴埋めがどうしても必要なんですね。
特に中小チェーン薬局であれば、そもそも新卒の内定者を獲得するだけでも大変なのです。知名度が低いため、若手からは(いくら働きやすくても)敬遠されてしまうんです。
ちなみに研修の充実度から言えばもちろん大手チェーン薬局ですが、働きやすさ・年収面であれば、中小規模チェーン薬局を選んだ方が良いです。少人数だからこそスタッフ同士の意思疎通も良く出来ていて、風通しが良いケースが多いため。
大手か中小薬局かは自分に合った所を
おなじ「調剤薬局」といっても、大手か中小かで悩む事もあるかもしれません。そのため、就職活動していく中でどちらが自分に向いているか肌で感じてみる事が大切になってきますね。
それは実際の見学を通して感じる事もあると思いますし、ホームページを参考にする事もあるでしょう。ただ一番わかりやすいのは、気になる薬局であれば面接してみることです。
いくらホームページできれいな事を言っていても、実際は違うという事は往々にしてあります。
あなた自身で足を運んで、薬局を見てみる・面接を受けてみるということが、不安を取り除く一番いい方法なんです。
実際に見学に行って、そこで働いているスタッフが生き生きと働いているかは、案外するに分かるものです。あなたが「ここで働いてみたい!」と思えるような環境かどうか、しっかり感じる事が大切ですね。
繰り返しですが、薬剤師国試後からの就活で調剤薬局の面接に落ちる可能性はとても小さいです。だからこそ、しっかり求人を比較して、自分の希望に合う職場かどうか判断していく事が重要になってくるのです。
薬剤師国家試験後からの就活方法【まとめ】
大変だった薬剤師国家試験も、自己採点で合格見込みと分かればホッと一息つきたいものですよね。
ただ、4月入社を目指すにしても、就職はちょっと先でいいやと思う人でも、薬剤師求人が一番多いのが薬剤師国試後の時期です。早めの就職活動をする事で、短い春休みを満喫出来るかどうか変わってきます。
年収を重視するのもいいし、働き甲斐のある職場を選択してもいいし、その両方を満たすような求人を探せたらベスト。社会人として、お給料を得て、人生が大きく変わってくるのです。
決して焦る必要はありません。ただ国試後からの就活だからこそ、少し早めの行動をすることで「いい求人」に巡り会える可能性がぐんと高くなります。
もちろん遅くからスタートする人でも、「薬キャリエージェント」を中心とした求人紹介会社を利用すれば安心て就職活動は出来ます。
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