フルタイムで働くのは大変だから、午前中だけパートで働きたいという薬剤師も多いですよね。
でもいざ、求人を見つけようとハローワークや広告求人を見てみても、なかなか条件に合った求人が見つかりにくくなっています。
それには、しっかりとした理由があるのです。
そこで、今回はパート薬剤師の午前中だけという求人が見つからない理由と見つけるためのコツについて解説していきます。これから求人を探そうと思っている薬剤師はぜひ参考にして下さいね。
パート薬剤師の午前中だけという求人が見つからない理由
パート薬剤師の午前中だけという求人が見つからない大きな理由としては需要に対して供給が多いからです。
こういった働き方を希望する人が多いので、求人が出たとしても応募が殺到してしまうためすぐに打ち切られてしまいます。
そのため、見つかりにくい状況となっています。なぜ、午前中のみ働きたい薬剤師が多いのか解説していきます。
午前中だけのパート薬剤師にはママ薬剤師が多いから
薬剤師免許を保有している人の男女比を見てみると女性の方が多いです。女性の場合には、新卒で正社員として入社したとしても結婚や出産を機に辞めてしまう人も多いです。
もちろん、産休・育休制度を使ってから今の職場に仕事復帰する人もいます。
どちらも子供が幼稚園や保育園に通うことができるようになった頃合いで仕事復帰をするわけですよね。
しかし、いくら子供が少し大きくなったからといって、またフルタイムで働こうという人は少数です。家事に育児にフルタイムで仕事復帰というのは負担が大きいのかもしれません。
1度退職してから子供が幼稚園や保育園に行っている間だけ、無理のない範囲で働こうと考えるママ薬剤師が多いです。
午前中のみという求人が出ても、ママ薬剤師からの応募が殺到します。応募したママ薬剤師の中から採用する人が決まれば、すぐに求人は打ち切られるためなかなか見つからないのです。
また、産休・育休制度を利用して仕事復帰したママ薬剤師の中にもフルタイムから午前中のみのパートへと働き方の変更を希望することもあります。
病院や調剤薬局側から考えてみると、新しいママ薬剤師を採用するよりも産休・育休空けでそのまま働いてもらった方が、人柄もよくわかっているので安心です。
仕事への取り組み方がわかっていることや他の従業員との付き合いがある分、新しいママ薬剤師を採用するよりも産休・育休空けのママ薬剤師をパート契約に変更した方がスムーズですよね。
こういったケースがある職場では正社員が減ってしまっているのでフルタイムの求人を出す傾向にありますから、余計に見つけるのが大変なのです。
とは言え、生活のためにパート求人探しは欠かせないし、早く見つけたいですよね。その場合は、「営業力が強い」薬剤師求人紹介会社を利用するのが近道。
最大手の「薬キャリエージェント」利用して積極的に求人探しをしてもらう事が近道ですね。
働き方が多様化しているから
働き方改革の影響は徐々に浸透してきています。これまでは男性は正社員としてフルタイムで稼いで、女性は家事や育児があるからパートという風潮がありました。
しかし、最近では副業や投資をすることが人気となっています。副業や投資から定期的な収入があるので、男性でもフルタイムで働く必要がありません。
現代ではパズドラやモンストなどソーシャルゲームやNetflix、アマゾンプライムなど月に数千円で楽しめるサービスが登場しています。
特に日本はお金がなくても、インフラが整っているので見栄さえ張らなければ問題なく生きていけます。
そこまでお金を稼ぐ必要がないと考えている若者も多くなっているので、ストレスを抱えながらフルタイムでバリバリ働きたいという人が徐々に少なくなっているのです。
フルタイムで働くことによって子供の成長を間近で見られなかったり、パートナーとの時間が減ってしまったりするのはイヤですよね。プライベートを重視する人も増えてきているのです。
また、時代の変化によって女性が家事や育児をするのが当たり前という感覚を持っている人が少なくなっています。
積極的に家事や育児に参加している男性も多いです。この時に問題となるのが収入です。
一般的には稼げる（平均年収が高い）男性が、家事や育児に参加してしまって家庭の収入が少なくなってしまったら本音としては困る家庭も多いはずです。
政府は、男女共同参画社会を目指して男女の賃金差をなくそうとしていますが、まだまだ浸透しているとは言い難いです。
男性の方が高収入であるため、女性が働いて男性が家事や育児をすることで家庭の収入が大きく下がってしまうこともあり得ます。
ところが、薬剤師の場合には、男女差で収入が変わるということがなく時給も高いためパート勤務を希望するパパ薬剤師もいます。
午前中のみという求人には、ママ薬剤師、パパ薬剤師、副業薬剤師からの応募が殺到するためなかなか見つからないのです。
パート薬剤師の午前中のみという求人を見つけるためのコツ
時代の変化によって午前中のみという求人を見つけるのは年々難しくなっています。そこで、このような求人を見つけるためのコツをご紹介します。
これから求人をチェックするパート薬剤師はぜひ参考にして下さいね。
不人気の地区で探す
求人に応募が集まるかどうかは、その地区によって大きく変わります。都心部の駅前など立地が良ければ、応募が殺到してすぐに求人は打ち切られてしまいます。
しかし、地方の山奥で車がないと通えないとなると応募は減ってしまうのです。パート正社員とも、薬剤師不足は続いています。
人気のある地区を避けて、不人気の地区の求人であればまだ残っている可能性があるので探してみるのが良いですよね。
パートというと圧倒的に多いのがママ薬剤師です。ママ薬剤師は、家事や育児の合間に仕事をしています。
そのため、仕事が終わった後に買い物をしたり、子供を迎えに行ったりと大忙しです。職場の近くに買い物できる場所も幼稚園や保育園も揃っていたら移動が少なくて楽ですよね。
こう考えるママ薬剤師は多いため、買い物できる場所や幼稚園や保育園が集中している地区は激戦区となります。
これらを避けて少し遠方になっても不人気の地区で検索していくのが求人を見つけるコツです。
｢通勤時間が大きくかかってしまっては稼ぐのに効率が悪い｣と考える人もいるかもしれません。
ところが、そこまで心配する必要はありません。不人気の地区では求人を出してもあまり応募が来ないため、時給が高くなっていることが多いです。
例えば、9時から12時までの3時間働くとします。人気地区では通勤時間が往復で10分程度でも時給が安く1,800円ということも。
1,800円×3時間＝5,400円で、通勤時間を加えると3時間10分で5,400円稼げます。
一方、不人気の地区では通勤時間が往復で1時間ということもありますが、時給が高く2,600円ということも。
2,600円×3時間＝7,800円で、通勤時間を加えると4時間で7,800円稼げます。通勤時間を加味したとしても時給が上がっているため、損してしまうということはありません。
これは少し極端な例なのでもちろん、不人気の地区でも時給がそこまで高くない求人もあります。通勤時間と時給を考慮しながら、地区を絞って求人を探していくことが重要です。
働ける時間を調節する
午前中のみという求人を探している薬剤師は、12時までの勤務をイメージしている人も多いはず。始業から12時までの求人だけに絞ってしまうと対象が少なくなってしまうのです。
そのため、スケジュールを調整してみると対象が広がるため候補となる求人が増えてきます。
例えば、職場によっては正社員がお昼休憩に入っている間も居て欲しいので、始業から13時までの勤務で求人が出ていることも。
また、別の理由から14時まで15時までと職場によって求める条件が変わります。この職場のニーズを満たすことができれば、求人は見つかります。
無理のない範囲でスケジュールを調整してみるのが重要です。
まとめ
午前中のみという求人は、どんな職種でも応募がきます。応募する人が多いため、アンテナを張り日頃から情報を確認して求人が出たらすぐに動けるようにしておくことが重要です。
コツさえ掴めば、希望の働き方で職場を探すことはできるので焦らずじっくりと探していけば大丈夫ですよ。「薬キャリエージェント」で多くの求人から紹介してもらう事が大事ですね。