薬剤師1年目で辞めたい|転職するか迷った時に注意するポイント

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薬剤師1年目だけど、もう辞めたい……

ここ数年、そんな風に転職を考えてしまう新卒1年目の薬剤師がとても増えています。

就職活動の時って、そこまで就職先に関する詳しい情報が得られるわけじゃないですよね。そのため「理想とは全く違う」状況に陥ってしまいます。

結論から言うと、薬剤師の場合は20代など若手人材のニーズがとても大きいので、我慢して働き続ける必要なんて少しもありません。

薬剤師が1年目で転職を考えた時は、前向きに転職活動を始める事が大切。しっかりこれからのキャリアを築き上げていくためですね。

 

そうした事から、「親身にアドバイスをしてくれる」「上手な退職方法を教えてくれる」ような紹介会社を利用していけば大丈夫。

 

例えば正社員求人に強く、薬剤師登録者が多い「薬キャリエージェント」など利用し、求人情報を集めることからスタートです。

とは言え、まだ薬剤師1年目。転職していいものか悩んでしまう。

そんな場合にどう対処していけばいいのか、この記事でお伝えしていきます。

薬剤師1年目で転職していいの?

薬剤師1年目の転職活動

しっかり就職活動した人も、そうでない人も、1年目の薬剤師であることには変わりありませんよね。つまり、薬剤師経験としては、ほとんどゼロに近い。

そう思ってしまうと、まだ1年目で転職していいものか、そもそも転職活動自体うまくいくのか、きっと不安になってしまうはずですよね。

転職活動してみても、自分なんか採用してもらえるのかな?

そもそも薬剤師1年目で転職していいものなんだろうか?

まず大切な事なんですが、薬剤師が1年目で転職を考えてしまう一番大きな原因は、あなたの仕事に対する向き合い方と、今の仕事とのミスマッチによって起こります。

そして、これって実際に働いてみて実感する事でもあるんです。だから多少仕方ない部分があるんですね。

「薬局」ひとつとっても、ヘルプ(応援)ばかりで疲れたり、一人薬剤師をさせられたり、人間関係がたまたま悪かったり、理想と現実のギャップはやっぱりあります。

病院薬剤師だって、薬剤師だけじゃなく多職種との人間関係や当直、そして収入面の問題など、やはり就活時点では分からなかった事ってかなり多かったはずです。

でも、やっぱり1年目で転職って周りから「早い」って言われそう。

1年目で転職する薬剤師は、確かに転職時期としては早いです。ただそれはあくまで相対的なもの。周りの目を気にして転職しないという事も選択肢としてあるかもしれないけど、あまり大きな問題ではないはず。

逆に考えてほしいんですが、40代、50代になってから転職するって可能でしょうか?結構厳しいですよね。

特にここ数年、大手チェーンを中心に新卒採用が集中しているというのが現状です。保険薬局ではアインファーマシーズ、日本調剤、クラフトやクオール。Dgsではウエルシアやスギなど、新卒入社する社員がとても多いです。

そしてやっぱり、多くの薬剤師が新卒入社する会社は、結果として退職する薬剤師も多いです。これはその会社が良い悪いじゃなく、配属先が悪いというかなり「運」の要素も関係してきます。

  • 職場の雰囲気が良くない
  • 上司に恵まれなさすぎた
  • 数字目標ばかり立たせられる
  • 上司でも退職してしまう人が多い
  • そもそもつまらない

病院で働く1年目の薬剤師には当てはまらない事かもしれませんね。でも、転職活動に失敗しないように、しっかりとあなたに合った長く働けるような求人探しをしていくという事がとっても大事になってくるんです。

それは、まだ1年目の薬剤師だからこそです。

1年目の薬剤師が転職するデメリットは?

う~ん、確かに今の仕事は合わな過ぎるから変えたい。でも薬剤師1年目で転職するデメリットもあるはず。

薬剤師の転職に関しては、年齢的には早ければ早いほうが良いので、正直大きなデメリットはありません。

とは言え、デメリットとしていくつか挙げるのなら、以下のような事になってきます。以下2点、薬剤師が1年目で転職するデメリットです。

デメリット①周囲に気まずい

まず、薬剤師になるために6年間の大学生活、薬剤師国家試験を経ていますよね。そして、就職活動して入社した薬局や病院。親や周囲にもきっと祝福されたと思います。

「頑張ってね」って言われた……

例えばですが、親に「今の仕事を辞めたい」と伝えたらなら、たぶん「えっ」と驚かれるはずです。まぁまぁ気まずいですよね。というか、そもそも言い出しづらいものです。

しかし、薬剤師1年目=社会人として1年目。これまでにそういった場面なんかあるはずもありません。人生という長い事を考えれば、転職は結構ありふれたものです。

人生経験の長い親の方が、「そうか、大変だったね。つらい思いして仕事続ける事なんか無いよ!」って言ってくれるものです。

中には「しばらく我慢して働いたほうがいい」と言われる人もいるかもしれませんが、社会人として自立して生きていくためには、あなたの選択を優先させていかないと成長していかないのです。

それに、終身雇用が保証された時代とは違って、自分で自分の身を守って行くのが今の時代。

まだ新卒薬剤師、1年目かもしれないけど、これから将来もずっと社会人として働いていくんです。あまり周囲の目を気にしすぎるのは、あなた自身にはデメリットとなってしまいますね。

デメリット②同期がいなくなる

入社した薬局や病院によっても違うんですが、もし新卒で働き始めた職場に「同期」がいるなら、仕事上ではお別れです。大手チェーンなどだと、数百人規模でいる場合も。

これは考え方次第で、同期とお別れするのをデメリットと思う薬剤師もいるようです。ただ、すでに仲良く付き合ってる同期ならば、これまで通り連絡を取り合う事もあるはず。たまたま同じ会社に入社し知り合えたのは、これは大切な事ですよね。引き続き定期的に情報交換していく事で、お互いメリットも生まれるのが自然の流れ。

ちなみに同期が500人規模とかの会社って、同期同士の競争が自然と芽生えます。それを良いと捉えるか、逆に「常に比べられてしまう」と捉えるかでだいぶ違いますよね。ただ、転職したらしたで、同い年(ないし近い年齢の薬剤師)がいれば、大したデメリットでは無いかもしれません。

また、働きやすさや勉強の面で「年齢が違い薬剤師が多いほうが良い」「年上の薬剤師が多いほうが良い」どちらかは、あなた自身の性格によって変わるので転職で解決出来る部分ですね。

私には大したデメリットは無いかな。でも世間体は少し気にしちゃうかな……

やっぱり転職するって世間体が気になりますが、一ヶ月もすればみんな忘れます。

1年目の薬剤師が転職するメリットは?

1年目薬剤師転職のメリット

30代の薬剤師であれば1度は転職経験がある場合が多いです。1回目の転職がまだ新卒1年目だと、色々考えてしまいますよね。ただ、決断を1年目にする事はメリットが多いのも事実です。

私にはメリットなんかあるとは思えないんですが……

ここで注意が必要なんですが、薬剤師1年目で転職するメリットを考える場合、あなた自身の観点と、採用する側の視点の両方から見る必要があります。

あなたのメリット

まず一番は、「ずっと今の職場で働き続けないといけない」という呪縛から開放される事です。繰り返しなんですが、今は終身雇用の時代じゃないですよね。

1年目じゃなくたって、初めての転職は誰だって勇気がいるもの。社会人としてスタートしたばかりだし、薬剤師として以前に、社会人として周囲が見渡せていないです。

就活ってある意味「運ゲー」です。たまたま運悪くあなたに合わない職場・仕事内容だった、あるいは就活時の考えが甘かった人もいるかもしれません。そうした反省を生かして早いうちに社会人としての人生を再スタート出来る事こそが、最大のメリットです。

採用側のメリット

あなたが考えている事情よりも、実は採用側のほうが、1年目の薬剤師を採用するメリットが大きいという事はしっかり知っておいた方がいいですね。それを理解しておくと、転職に対しても前向きになれるはずだからです。

薬剤師抜きにすると、「新卒」というのは、就職活動で最大の武器です。大手製薬メーカーで働きたいのであれば、やはり薬剤師だってそれは同じ。でも薬剤師だと少し事情が違います。

う~ん、とは言え、やっぱり新卒入社の方がいいと思うけど……

そんな事は無いんです。むしろ採用側としてはメリットも多いのが本音。

薬学部を出て就職活動して入社する薬剤師、一部の就職先に集中します。例えば超大手チェーンや、地元で知名度が高い薬局、給与が高い、病院などの職場です。

「極一部」に新卒が集中することで、若手薬剤師を採用したいけど4月入社の新入社員としては採用出来ない所がほとんどなんです。そのため、40代、50代の年収を多く払う必要があるベテラン薬剤師より、若手薬剤師は積極的に中途で採用を続けています。

1年目の薬剤師を転職で採用するメリットは例えば以下が挙げられます。

  • 何より若い(これが一番)
  • 少し社会人として研修を受けている(0と1は大違い)
  • 「仕事の大変さ」も理解している

新卒採用がなかなか出来ない薬局等にとっては、1年目のみだけじゃなく若手薬剤師は喉から手が出るほど採用したい存在です。

でもやっぱり「すぐ辞める人」っていうレッテルを貼られてそう……

確かに1年目で転職するのは「すぐ辞めた」という事、これは事実ですよね。でも、採用側としては分かってるんです。意外とブラックな職場が多くて、理想と現実のギャップから辞めざるを得ない1年目の薬剤師が多いっていう事を。

せっかく苦労してとった薬剤師の資格。まだ、長く働いていく必要があるんです。しんどいと感じながらも働き続ければ「いつかは開放される」のか、そうじゃないのか、それはあなたが一番よく感じとっていますよね。

辞めるって、「逃げる事」とネガティブに捉える他人もいるかもしれません。でも少なくとも恥では無いです。仕事が楽しくないのなら、「変える」という選択を取る事も大切なんです。

薬剤師人生は長い。なるべく早めに再スタートを切るって事は得策かもしれませんね。

でもまだ社会人経験も浅いし、どうやって転職活動していこ……

最後に、薬剤師1年目が転職活動を上手にしていく方法を紹介して、この記事のまとめとしたいと思います。

薬剤師1年目で転職活動を始める時の注意点

初めて転職活動をする場合、周囲に同じような経験をした人もほとんど居ないと思いますし、どういう流れか分からないのが一番の不安点ですよね。

一番どうでもいいのが「退職願いってどう書けばいいんだろう」とか、そういった細かい所です。

1年目の薬剤師が転職活動するにあたって大切な注意点、それは「これからどう働きたいか考える」事です。抽象的かもしれませんが、その視点を持ってさえいれば大丈夫です。

でも嫌で辞めるだけなんだけど……

と思うかもしれませんが、それでも「将来をより良くするため、仕事を辞めて転職をする」事が根底にあるはずですよね。

  • どういった仕事内容がいいか
  • 長く働き続けられる環境か
  • 研修はどれぐらい重視するか
  • 収入面はどの程度が希望か
  • 1年目薬剤師に見合う仕事量か

そうした事を、あなたの立場に立ってもらい相談する事が大切なんです。

大手の人材紹介会社は薬剤師求人が多いですが、キャリアアドバイザーに相談すれば「転職の流れ」も全てあなたにレクチャーしてくれるのがメリット。1年目の薬剤師だからこそ、活用したいですね。

正社員として働き続けたいなら薬キャリエージェントを利用すれば大丈夫です。

うん、まずは相談からスタートしてみようかな。やっぱり仕事、少し楽しく働きたいから!