薬剤師がラクに働ける職場探し・転職活動のコツとは?

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毎日働くのがイヤで、早く隠居生活に入りたい薬剤師も多いかと思います。でも生活していくためには、働かなければなりませんよね。

それなら、ラクに働ける職場でゆったりと働きたいところ。

そこで、今回は薬剤師がラクに働ける求人と転職活動のポイントについてご紹介します。今の職場が忙しくてこれからは少しラクに働きたい薬剤師はぜひ参考にして下さいね。

薬剤師がラクに働くにはどんな職場を選べばいい?

ラクに働くと一口にいってもラクの定義が人によって違います。
まずは、どんな求人が働く上でラクなのかをパターン別にご紹介していきますね。

業務量が少ない

1日の業務量が少なく、楽に働きたい薬剤師も多いですよね。
患者さんの人数が多く、休憩もろくに取れず1日中忙しく働いて、気付いたら退勤時間だったパターンの職場は過酷です。
このパターンでは、業務の負荷が重く、体に負担がかかってしまい仕事終わりに遊ぶなんて考えられません。
大型病院や大型薬局でこのパターンは多いはず。
ひっきりなしに患者さんが来るので、その対応に集中すると疲れを感じる人がほとんどです。
その合間を縫って予製を作ったり、薬歴を記入したりする業務もあるので気が休まる時がないですよね。
いくらしっかりと休日があっても休日は寝て体力を回復するだけになってしまい、せっかくの休日なのに損した気分。
せめて、1人の患者さんの対応が終わったら少し時間が空いて、また患者さんが来るといったリズムだとずいぶんラクに感じるはず。
日々の業務量が多く疲れてしまい、もっと業務量の少ないラクな求人を求める薬剤師は多いのです。

出勤日が少ない

1日の業務量はどんなに多くてもいいから、出勤日を減らしてラクに働きたい薬剤師も多いです。
1日の業務量が少なくて体に負担が少なくても、まとまった休みがなく連日出勤するのは苦痛です。
旅行や好きなアーティストのツアー、資格試験の受験などプライベートも連休があれば、かなりラクですよね。
前乗りして宿泊してもよし、翌日は予定を入れずにゆったり休むもよしでプライベートがとっても充実します。
働くだけの人生ではなく、趣味もアクティブにやりたい薬剤師は業務量よりも出勤日の日数が大切ですよね。
プライベートが充実すると精神面にも良い影響があるので、ポジティブな気持ちで働くことができます。
出勤日を少なくして楽に働ける職場を求める薬剤師も多いです。

残業が少ない

業務量が多くても残業がないならまだマシです。
ところが、業務量が多く残業をしないと帰れない職場も多いです。
そんな職場は、残業代でたくさん稼ぎたい薬剤師にはぴったりの職場かもしれません。
反対に残業代はいらないから残業なしでラクに働きたい薬剤師にとってはつらい職場ですよね。
残業があると帰るのが遅くなってしまうため、寝る時間に影響が出ます。
不定期に残業があるのであれば、寝る時間にバラツキが出てしまうため健康にもよくないですよね。
就業後の予定も立てられず、働くだけの生活になります。
薬剤師はゆったりなイメージがあったから薬剤師になった人は、イメージと現実のギャップに戸惑ってしまうことでしょう。
これまでは残業をたくさんして、長時間働いている人間が会社に役に立っており偉いといった風潮がありました。
出世をするには多くの始発で出社して終電で帰るのが当たり前な時代はもう終わりです。
今では、残業が多い人は仕事を時間内で終わらせることができない要領の悪い人と見られてしまうのです。
残業代を目的にダラダラと遅くまで職場に残っているのはこれからの時代はイケてませんよ。
若い人たちや考え方がバージョンアップ済みの人から、使えない薬剤師扱いされてしまうのは残念ですよね。
時代の流れもあって、定時上がりでラクして働きたい薬剤師は多いです。

薬剤師がラクな求人を見つけるために必要な転職活動のポイント

ここまでラクな職場のパターンをご紹介してきました。
次は、パターン別の転職活動のポイントをご紹介します。

業務量の少ない求人

とにかく業務量が少ない求人を見つけるには、求人が出ている病院や薬局の忙しさを調べるのが早いです。
調べ方は、都道府県が提供している医療機能情報提供システムを活用するのがオススメです。
調べたい病院や薬局の都道府県がある医療機能情報システムで検索します。
そこには1日の患者数や年間の処方せん応需枚数、在宅医療の提供回数、配置されている薬剤師の人数の記載があります。
処方せん応需枚数と薬剤師の人数に注目して下さいね。
処方せん応需枚数を薬剤師の人数で割ると薬剤師1人が対応する処方せん枚数がわかります。
処方せん応需枚数に比べて薬剤師の人数が少ない場合には、その職場は忙しい可能性が高いです。
薬剤師1人に対して処方せん40枚までの規制の見直しが行なわれているので、40枚を大きく超える薬局も。
科目にもよりますが、目安は薬剤師1人に対して25枚くらいがミスなく調剤できる枚数です。
この目安を下回っている求人を見つけた時にはすぐにチェックして下さいね。
調剤薬局の場合には、複数店舗を運営のケースが多いです。
転勤の可能性も考えて、自分が働く可能性がある店舗は全て調べてみると会社全体の忙しさがわかりますね。
薬剤師の人数は常勤薬剤師と非常勤薬剤師に分かれており、常勤換算した人数の記載もあります。
非常勤薬剤師が多い店舗もありますが、これはパートやアルバイトが多いのではなくヘルプで店舗間を行き来している可能性が高いです。
一つの店舗でどっしりと構えて地域医療に貢献したい薬剤師には向かないですよね。
医療機能情報システムを活用してある程度の忙しさを予想した後に、実際に職場を見学してみるとかなり精度が上がります。
業務量が少なくラクに働きたい薬剤師はぜひ活用して下さいね。

出勤日が少ない求人

出勤日が少ない求人を探すには、年間休日の多い求人を探すのがオススメです。
会社で年間休日が決まっている場合には、配属された店舗が休みでも他の店舗で働いたり、予製や薬歴記載などの業務をしたりするため出勤が必要なケースがあります。
完全週休2日の求人は魅力的に見えますが、毎週の休みに加えて祝日、夏季休暇、年末年始休暇などが取れる会社の方が年間休日は多くなります。
必ず年間休日は確認して下さいね。
稀に門前のクリニックに合わせて休んで良い薬局もあります。
週2.5休のクリニック前の薬局であれば、1週間に2日と半日休むことが可能です。
このような求人は休みが多く、魅力的ですよね。
1日は疲れた体を休めて、1日はプライベートで使って、半日は家事で使うなどかなり有意義な使い方も。
また、最近では週休3日制を導入している病院や薬局も多いです。
働く時間は変わらず、これまで1週間に8時間×5日働いていたのを10時間×4日働くといった具合です。
丸一日ゆったり休める日が増えるので、なるべく出勤数を減らしてラクに働きたい薬剤師にはオススメです。

残業が少ない求人

残業が少ない求人を探すには、求人票の平均残業時間の項目をチェックするのが重要です。
月当たりの平均残業時間が記載されています。
病院の求人の場合には、異動が少ないため求人票に記載通りの残業時間になることが多いのです。
ところが、注意が必要なのが調剤薬局の平均残業時間です。
調剤薬局は、店舗によって営業時間も違えば、忙しさも違います。
ゆったりとした店舗では残業なしで働けるけれど、忙しい店舗になってしまうと残業時間が月30時間となってしまうケースがあります。
このケースの場合では平均残業時間は15時間となります。
一見普通の残業時間に見えますが、配属される店舗によって0時間と30時間と大きな差ができるのです。
調剤薬局の求人を探す時には、平均残業時間だけでなく自分が配属される店舗の範囲を決めておき、その残業時間を把握するのが必要。
求人票だけではわからない部分が多いので、転職エージェントを利用して聞いてもらうのが一番ですよね。
残業が少なくラクに働きたい薬剤師は、転勤のことも考えて自分が働く可能性のある店舗の残業時間を把握するのが大事ですよ。

まとめ

自分が好きな時に好きな時間だけ働くことができたら、とっても楽ですよね。
ところが、そんな求人は存在しません。
自分にとってどんな働き方がラクなのか把握して、相性の良い職場を見つけるのが重要です。
まずは、どんな働き方がラクに感じるのか考えてみて下さいね。
すると、相性の良い職場はどんな職場かわかるはず。
あまり無理はせず、ラクに働いていきましょうね。