調剤薬局で働いていると誰しも「転職を考えるとき」があります。これは薬剤師1年目だろうと、10年目だろうと同じですよね。
でも実際そういう思いになったとしても
- 辞めて次のステップに進む人
- 辞めずに働き続ける人
どちらかの選択をとるわけです。どちらが「良い」という事はありません。
ただ以下のようなポイントに当てはまる薬剤師は、転職しないほうがいいと客観的に言えます。なぜならその「辞めたい」は一過性の感情である可能性が高いからです。
- 人間関係がとても良い
- 年収には満足している
- やり甲斐は感じている
上記を満たしていても「辞めたい」と思ってしまう場合、そもそも薬剤師として働く事が向いてない可能性もあるかもしれませんね。
そんな場合は勢いだけで転職しても同じ繰り返しの事もあるので、まずは薬局以外の選択肢(企業やリモートでできる仕事)を考慮したほうが良いです。時期が非常に悪いので、薬剤師以外はちょっと待った方がいいかも。
→マイナビ薬剤師
逆に以下のような場合は、前向きに転職を考えた方が良い状況です。
- 毎日の同じ仕事の繰り返しでつまらない
- 年収と仕事量が見合ってない
- いつも疲れを感じる状態が続く
- 人間関係が希薄に思う
- 休日も楽しく感じない
このような場合、やはり仕事について考えるいいきっかけと思って、どういった方向に進むかを考えた方がいいと言えます。
なぜ転職を考えた方がいいか?それは、仕事は人生の充実度に直結するものだからです。
仕事に充実感を感じられないと人生がつまらなくなる
ちょっと思い返してほしいんです。
薬剤師に限りません。まだ社会人1年目だと周囲の事もよく分からないかもしれませんが、「仕事を辞めたい」といつも思ってる人が、人生充実するでしょうか?
仕事中つまらない時間を過ごす「時間の無駄」は言うまでもなく、ネガティブな思いは休日の過ごし方にだって確実に影響します。
もちろん「仕事楽しい!」とまで思えなくたって良いと思うんです。
「あぁよく働いて疲れたなぁ」「自分、よく頑張ったな」とか少なくとも充実感・達成感を感じるようでないと、とても仕事なんか続ける事は難しいものです。少しは耐えられるかもしれませんが、またすぐに辞めたいと思ってしまう繰り返しです。
ネガティブな感情のまま、5年後、10年後も働いていると思えますか?かなり厳しいですよね。
もちろん我慢する事だって時には必要でしょう。ただ保険薬局を取り巻く環境を考えた時、5年後に動き出すのでは、遅すぎてしまうのです。
つまり、数年先では転職先が無いという可能性が高いという事。薄々感じますよね。
これは結構重大な事実で、ポジティブな転職、例えば「ステップアップのための転職」でさえ、数年後には難しくなってしまう事を意味してます。結構厳しい現実です。
人生の充実度は、かなりの部分仕事によるところが大きいのが事実。つまらない仕事に縛られた人生は、むなしいものですよね。
まして薬剤師という「6年間掛けて取得した資格」「医療の仕事」であるならば、やっぱり働き甲斐なくして仕事を続けるのは土台無理な話なのです。
仕事に対して少しでも前向きになれれば、やりがい、休日の過ごし方、そして収入面も自然と改善していくものです。
ではこれから訪れる薬剤師の環境変化に、どう対応し、仕事を選ぶ事が大切と言えるでしょうか?
薬剤師であるならしっかり状況把握した上で、転職について考えていく事が大事ですね。
薬剤師の環境変化・変わる転職事情
すでに変化は始まっています。数年前であれば40代、50代だって「薬剤師という資格」さえあれば、調剤未経験だって調剤薬局に転職出来ました。
でも今では、調剤未経験40代以上は、よほど地方じゃないとちょっと厳しいです。つまりこの2,3年でさえ、大きな変化が生じているのです。
いま、薬剤師で「スムーズに転職可能」なのは、以下の条件を満たした人。
- 正社員
- 40代まで
結構すでに厳しいですよね。
パート薬剤師だと残念ながらはっきり言ってもう転職はきついです。少なくとも18時まで勤務可、土日いずれか出勤が最低条件で、それなら求人も多くあるはずです。
※パート薬剤師が希望条件に合致する求人を探したい場合は、薬キャリエージェントという電話でひたすら求人探し営業をしてくれる紹介会社を利用するのが大きな選択肢です。それなら可能性もあります。
正社員薬剤師が良い転職先を見つけるには
今はまだ、特に30代までの薬剤師ならばそれほど苦労する事はありません。求人も多く出ていますからね。「今は」ですが……。
しかしながら、今の状況下だからこそ注意すべき点があるのも事実。つまり、リモートで面接をするなどだと、失敗するケースがあります。
リモート面接で良さそうでも、実際働き始めたら「紙薬歴だった」「整理整頓出来てない職場だった」「雰囲気が悪い」「調剤室が暑い」など実際に見ないと分からないですよね。
やっぱり面接や職場見学は、しっかりしておかないと駄目です。
パート薬剤師の所でおすすめした薬キャリエージェントは、確かに正社員でも求人探しは強いので年収重視の場合には良いです。ただ、面接・職場見学などの調整には弱いのが弱点。
そうした観点からすると大切なのは「正社員求人が多い」「面接対応にも強く転職失敗しづらい」という部分で、そうするとマイナビ薬剤師の利用に自然と絞られます。
実際、公式サイトを見てみると、その時々で「どういった薬剤師求人が手厚く紹介できるか」がよく分かります。
・マイナビ薬剤師(別タブで開きます)
そもそも転職活動を初めて「希望に沿った求人があるか」という状況だけでも、メールなどで連絡を受けておけば安心感もあるはずです。
人生を充実させるためには、仕事の充実は欠かせません。何か人生を前向きに変えたいなと感じているなら、仕事を変えるという事は大切な事なのです。
そしてそれこそが、仕事に縛られない生き方につながるのです。