薬学部の学生におすすめのアルバイトって何?

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薬学部の学生は、大学の授業はもちろん、実習・レポート・試験など、とにかく勉強に費やす時間が多いですよね。

そして、勉強を怠ると、進級できなかったり、卒業できなかったりする可能性があります。そのため、ご両親からアルバイトをすることを禁止されている方もいるかもしれません。

しかし、薬学生といえども、やっぱり大学生です。いろんな事がしたいし、それにはお金も掛かる。

アルバイトをしてお金を稼いでみたいし、アルバイトだからこそいろんな仕事を経験してみたい。そして同じアルバイト先で働く仲間を作ってみたい、などときっと考える事でしょう。

私が大学生だった頃、アルバイトをしている同級生はそれほど多くありませんでした。でも、上手に時間を活用してアルバイトをしていた人ほど、コミュニケーション能力が高く、問題解決能力が高い傾向にありました。

薬学生の生活において大切なことは学問を学ぶ勉強だけではありません。

アルバイトを通じて、お金の意味を知り、社会の仕組みを知り、コミュニケーション能力を磨くなど、変わりゆく世界を生き抜く力をつけることも勉強です。

大学での勉強をおろそかにしない程度にでき、自分の能力も鍛えられるアルバイトを紹介します。

塾講師

集団授業をおこなう形式や、2~5人程度の個別指導をおこなう形式などがあります。自分が学んできた科目(英語・数学・理科[化学・生物・物理])を担当することが多いです。

また、飲食店などの一般的なアルバイトと比較すると時給も良く、短時間で効率よく稼ぐことができます。

ただし、「●曜日:▲時~■時の授業を担当」など働く時間が固定することが多いため、試験前でも休むことができなかったり、時間の融通は利きにくいのが欠点。

薬学生が塾講師として働く事のメリットって何だと思いますか?

薬剤師は、薬・病気の説明を患者様におこなうことが多い仕事です。その際、相手に簡潔にわかりやすく伝えることができなければいけません。

さらに、患者様の話をよく聞いて、患者様の疑問を的確に把握し、素早く正確に答えるというスキルも必要になってきますよね。

また、管理薬剤師・薬局やドラッグストアの店長になった場合には、一緒に働くスタッフ達の指導にあたることも多いです。

塾講師として働くメリットは、担当した生徒への指導を通じて、相手の話を聞いて理解する能力・相手にわかりやすく伝える能力・相手と一緒に問題解決をする能力を鍛えることができることです。

つまり、ティーチングやコーチングの能力を身につけることができます。

また、薬学の基礎は、高校までで学んできた理系科目が根本にあります。塾講師として授業を担当することで、高校までの理系科目を復習することができ、結果として薬学の基礎学力が補強されると言えるでしょう。

時間の融通は利きにくいけれど、時給が高いのも魅力。やってみる価値はありますね。

家庭教師

基本的には担当する生徒の自宅にうかがい、1対1で指導をおこないます。塾講師同様、自分が学んできた科目(英語・数学・理科[化学・生物・物理])を担当することが多いです。

飲食店などの一般的なアルバイトや、先に述べた塾講師よりも時給が良く、短時間で効率よく稼ぐことができます。働く時間も、塾講師よりも融通が利く場合が多いです。

家庭教師として働くメリットは、塾講師で働くメリットと同じです。

家庭教師の方が塾講師よりも働きやすさの面ではメリットは大きいかも。教えるのが上手な人に特に向いてます。

薬局医療事務(おすすめ!)

調剤薬局の事務です。主に、患者様から処方箋を受け取ったり、レセプトという薬局でのお支払い額を計算するためのパソコンの操作をしたりなど、薬局の窓口業務をおこないます。

また、職場によっては、薬剤師から調剤補助の指導研修を受けた後、簡単な調剤業務の調剤補助をさせてもらえることもあるかもしれません。

時給は飲食店などの一般的なアルバイトとほぼ同じです。

特に個人経営の薬局の場合、薬学生のアルバイトを積極的に採用している所は多いです。その場合、割と時給もはずんでくれるケースもあり。期待も込めてくれてるという事ですね。

 

もちろんそのまま卒業後に就職する必要は無いですが、近くに調剤薬局が多い場合は積極的に選択したいアルバイト先の一つです!

医療事務として働くメリットは、現役の薬局薬剤師と一緒に働くことができることです。身近で薬局薬剤師のやりがい・楽しさ・厳しさ・大変さを感じることができます。

処方箋の内容をパソコンに入力したり、薬の検品・納品などを通じて、実際に医療用医薬品にふれることで、薬についても学ぶことができます。

また、大学では保険点数について学ぶ授業は少ないですが、レセプト業務を通じて保険点数に関する知識を身につけることができます。

勉強も出来るし一石二鳥~!!

ドラッグストア(おすすめ)

ドラッグストアのスタッフです。主に、商品の入れ替え・レジ打ちなどをおこないます。時給は飲食店などの一般的なアルバイトとほぼ同じです。

薬学生がドラッグストアのスタッフとして働くメリットは、お客様への接客を通じてサービス業について学ぶことができたり、コミュニケーション能力を磨くことができることです。

さらに、薬剤師や登録販売者が、処方箋もなく目に見える情報がない状態で、お客様との会話から健康状態を把握し、OTCを提案する姿を身近でみることができます。

また、ドラッグストアにおける陳列を考えることで、マーケティング能力を養うことができます。

あとは単純にドラッグストアは色んなスタッフがいて楽しい事が多いです。

あまり調剤に関わる仕事は出来ないかもしれませんが、OTCの知識を自然に身に着けられるのは大きなメリットですね。

日雇いバイト

日雇いで、様々な場所で、様々な業務をおこないます。時給は飲食店などの一般的なアルバイトとほぼ同じか、やや高いことが多いです。

働く時間に融通が利くので、春休み・夏休みなど、大学の授業・実習がない時期におこなうことができます。薬学生には向いてる働き方が出来ると言えます。

仕事内容は様々ですが、私は当時、小中高の運送会社の荷物の仕分け・コンサートなどのイベントスタッフ・身体測定の補助スタッフ・株式総会に使われる資料の乱丁や落丁を見つける仕事などを経験しました。

日雇いバイトで働くメリットは、毎回作業場所・仲間のスタッフ・仕事相手が変わることです。

初めて出会う方とでも仕事が回る程度には即時に人間関係を築くコミュニケーション能力、初めての業務内容にも順応する力が鍛えられます。

薬剤師として働く場合、特に店舗数が多い薬局チェーン店であれば他店舗への応援勤務があることも多いです。

またもし派遣薬剤師として働く機会があるような場合でも、初めての薬局で、初めて一緒に働くスタッフ達と、初めての患者様を相手に、すぐにとけ込むスキルも必要になってきます。

また、在宅医療では、医師・看護師・介護士などの様々な医療従事者と連携して患者様の健康を考えることも必要です。

薬学部からの就職活動にも好影響を与えるため、学生のうちからそうした「人との関わり合いをすぐに持てる能力」を養えることは、社会で生きてくためには結構助かる経験であると言えますね。

まとめ

どのようなアルバイトであっても、一見薬剤師の仕事と関係がないようなものでも、自分自身の捉え方・取り組み方によっては、薬剤師として働くことになった時に必ず役に立ちます。

無理のない範囲で、いろいろなアルバイトに取り組んでみる事は大切ですね。

もちろん学業に支障があったら本末転倒ですのでご注意を!