おすすめ薬学部はどこ?薬剤師国家試験のストレート合格率で選ぶべし

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うーん、薬学部ってたくさんあるけど、どこがおすすめなんだろ。と悩む高校生のみなさん。

薬学部は各地に出来たことで、入学しやすくなりました。偏差値・学費・地域、いろんな要素を考慮して勉強する薬学部を選ぶはずです。

薬学部選びには注意が必要。単純に偏差値や、立地、男女比だけで決めていませんか?

注意

薬剤師になるには、薬剤師国家試験に合格する必要がありますが、この合格率は大学によって大きな差があるのです。これを知らないと、6年間と思っていた学生時代を7年、8年と過ごす可能性もあるのです。

薬剤師国家試験はしっかりと試験対策を行えば、決して合格が難しいものではありません。

でもその一方で、留年や国試に受からず、薬剤師の道を諦める学生もかなりいるのが実情なのです。

論より証拠ということで、2021年春に行われた第106回薬剤師国家試験の合格率を確認していきましょう。

以下の表が一番わかり易いですが、いわゆる「ストレート合格率」と呼ばれるものです。これは、薬学部1年生が留年などせず、6年間で薬剤師国家試験に合格したものです。

薬剤師国試ストレート合格率

なお出典は、薬学部を管轄する厚生労働省の資料です。


参考
第106回薬剤師国家試験について厚生労働省

  • 上記のスライドで一番左に位置する「星薬科大学」は、約85%がストレートで合格し薬剤師に。
  • 一番右に位置する「第一薬科大学」では、20%以下の水準です。

20%以下の水準というと、5人に4人は、留年や卒業延期、国試に落ちる経験をしてしまうという事です。結構厳しいですよね。

もちろんどこの薬学部にいったって、自分さえストレート合格すれば問題はありません。

また、偏差値の低い薬学部でストレート合格する人は「周りに流されない」「努力するべき時はする」といった、社会に出るにあたっては秀でた能力を持っているとも言えます。

でもやっぱりストレート合格率の高い薬学部がおすすめ

学生でいる時は思うものです、「社会人になりたくない」「ずっと学生でいたい」なと。仲間とワイワイする時間は尊いですからね。

でもそれはそれ。仲間が薬剤師として社会に旅立っていくのに、自分だけ薬剤師国試に落ちて浪人生活なんていうのでは、笑えません。早く社会に出たほうがいいですよね。

ところで同じ「薬学部」なのに、どうしてこんなにもストレート合格率に差が生まれるものでしょうか?

  1. もともとの偏差値
  2. 大学での薬剤師国試対策
  3. 大学の方針(←要注意)

大きく上記3点がポイントになってきます。

もともとの偏差値

これは言うまでも無いんですが、薬学部受験する際の偏差値ですね。これがやはり高いことに越した事はありません。

あなたの偏差値が40なのか、60なのか。これは如実に学力として差が生まれてくる部分です。

もちろん努力すれば薬学部での勉強も問題はありませんが、「化学」が苦手だと割と薬学部の勉強でもいきなりつまづきます。

もっとも偏差値が高い人だって「化学は苦手で物理で大学受験する」という人もいるはず。そういう人も同じように、入学後は苦労するはずです。

じゃぁ偏差値が低い人はダメなのか?というと、そうではありません。先程の表を参考に、大学の偏差値は高くないけど、薬剤師国試ストレート合格率が高い大学を選べば心配はいらないのです。

それが、大学で薬剤師国家試験に向けた対策をしっかりおこなっているかどうかという部分です。

大学での薬剤師国試対策

言うまでもなく薬学部は、薬剤師を養成する事をひとつの目的とした大学です(もちろんその他にも研究・臨床など、特色に合わせた機能も持っています)。

とは言え1年生のときから薬剤師国試対策だなんて「予備校」みたいになってしまいますよね。

ただ、学力という面から考えれば、早い段階から国家試験に向けて勉強していく事も悪いことでは無いと言えます。人生かかってますからね。

本来なら、6年生の後半になってから取りかかれば問題ないのが薬剤師国試対策です。でもそうした事をみんなに当てはめるのは無理があるのも事実。

薬学部ストレート合格率が高い大学を選ぶことで、あなたに合った勉強対策を早い段階から行ってくれるはずです。

大学の方針

かなり気をつけないといけない部分ですが、薬剤師国試ストレート合格率が「低い」大学の一部は、卒業試験を合格させず、薬剤師国試受験すら受けさせてもらえない悪質とも言える大学が存在しています。

以下、先ほどと同じ表です。右に行くほど、ストレート合格率が下がりますが、その一方で青い縦線が異様に高い大学は要注意。

薬剤師国試ストレート合格率

ストレート合格率が低いのに、新卒合格率が高い(青線の数値が良い)が何を意味してるか分かるでしょうか。

これは「新卒合格率90%!」などと宣伝したいために、薬剤師国試に受かるか微妙なラインの学生を卒業させず、薬剤師国試を受けさせていないのです。

つまり、ほぼ間違いなく受かる学生しか、卒業させていないという事。かなり悪質ですよね。

青いラインが一番高い、つまり新卒合格率が一番良い大学、ストレート合格率はどうでしょうか?30%程度というところですよね……。

どの大学がという事もありますが、全体的に黄色いラインは右にいくほどきれいに落ちていくのに対し、青い縦線の全体的な傾向はあまり変わってないのです。

こうした事を十分に考えて、薬学部選びをしていく事が大切ですね。

ちなみに2020年の薬剤師国家試験、ストレート合格率が70%以上の私立大学は、高い順に以下です。

  • 星薬科大学
  • 慶應義塾大学
  • 大阪薬科大学
  • 明治薬科大学
  • 北里大学
  • 東京理科大学
  • 東邦大学
  • 昭和大学
  • 近畿大学
  • 福岡大学
  • 同志社女子大学
  • 昭和薬科大学

60~70%のラインは以下の大学ですね。

  • 京都薬科大学
  • 東京薬科大学
  • 崇城大学
  • 摂南大学
  • 神戸薬科大学
  • 名城大学
  • 日本大学
  • 立命館大学
  • 金城学院大学
  • 国際医療福祉大学
  • 武蔵野大学
  • 安田女子大学

可能ならこのあたりの大学に入学しておくことが、薬剤師ストレート合格率を高めるためには大切かもしれませんね。

もちろん薬剤師になるために大事なのは、勉強とともに熱意です。だらだらと大学時代を過ごしているようでは、いくら偏差値が高い薬学部にいっても同じこと。

薬剤師になりたいという強い気持ちを持っていれば、おすすめ薬学部なんていうものはなく、どんな大学に入っても大丈夫なはずですね。