薬剤師が「年収頭打ちかも」「給料上がらない」と思った時にとるべき対処法

薬剤師として働き、毎年それなりに昇給もしている。確かに、年収は毎年上がっているような気がする。

でも、数年同じ職場(調剤薬局や病院)で働いていても、だんだんと年収が頭打ちになってくる事を実感する薬剤師が多いのではないでしょうか。

そういう私も同じ思いをしたので、よく分かります。先が見えてしまうんですよね。

確かに薬剤師って安定している仕事だし「手に職」という意味で誇りを持っていい。

ただ、40代・50代と将来を考えたとき「どうやらそこまで年収が上がりそうもない……」と思うと、少し嫌になってしまうと思うんです。

仕事だけは、なぜか増えますしね。今後も仕事は増えます。対人業務という名のもとに。

先が見えるって、結構きついです。

「あぁ、このまま10年働いても、年収100万ちょいしか上がらないのか……」って。もちろん管理薬剤師など出世していけば上乗せはありますが、それもたかが知れてますからね。

ちなみに聞いた話で申し訳ないですが、管理薬剤師手当が無い調剤薬局というのも少しあるみたいです。それはちょっと悲惨ですね。

また、調剤報酬改定の厳しさによっては「10年後に100万上がる」なんていうのも、近いうちには過去のものとなるのはほぼ間違いないでしょう。

薬剤師って、一般的には年収600万円で頭打ちと言われてます。
※地方ならもっと高いですけどね。

百歩譲って年収600万円で頭打ちは仕方ないにしても、それに到達するのが40代以降だとかなり意味が無いと思うんです。20代・30代だって、年収600、700もらってる薬剤師は多いからです。

あまり大きく変わらない同じ「調剤」という仕事なら、誰だって年収が高いほうがいいに決まってます。あまり口には出せませんけどね(笑)

ただこれは、年収ベースが低い大手チェーン薬局や病院薬剤師として新卒から働く人が多いからこそ、そうした悩みが出てくるのかなと思っています。

さて、少し前置きが長くなりましたが、薬剤師で年収が頭打ちで悩んでる、早く今より年収を上げたいという人に向けて、その解決法を経験談という形でお伝えしたいと思います。

要点
結論から言ってしまうと、薬剤師が早く年収を上げたいのなら、残念ながら転職という選択肢しかありません。逆に言うと、簡単な事とも言えます。

 

でもそんなの知っていても「お金で転職した」と思われることに嫌な気持ちがある薬剤師は意外と多いものです。

 

でもその考えは甘すぎで、結局「安く働かせられてるだけ」なんです。人生を豊かにするためには、やはりお金は大事。

 

それに薬剤師の仕事として対価を考えた時、自分を高く評価してくれる職場で働いた方が働き甲斐もありますよね。

 

年収を上げたいなら「マイナビ薬剤師」や「薬キャリ」で、問題なく転職活動ができます。大手なので、高待遇求人が集まるからです。

転職活動してみて、思ったより年収が上がらない求人ばかりなら、今の職場にとどまればいいだけです(ただし、ほとんどのケースで上がります)。

年収で悩んでるくらいなら、早く納得できる環境に身をおいた方が絶対いいですよ。「時は金なり」なのですから。

薬剤師が年収頭打ちで悩むなら早く解決した方がいい理由

薬剤師の年収頭打ちの原因

薬剤師が年収頭打ちで悩んでる、どうにかしなきゃと思っているなら、なるべく早めに行動した方がいいのは間違いありません。

それでは、薬剤師が年収の頭打ち感を覚えてしまう事が多いのはなぜか。そしてなぜ早めに対処した方がいいと言えるのか。主なポイントとしては以下の3つです。

  • 将来的に薬剤師の収入は厳しくなるから
  • 定期昇給では頭打ちになるから
  • 大手チェーン薬局従事者数の増加

それぞれ解説していきます。

将来的に薬剤師の収入は厳しくなり頭打ちに

ある程度、薬剤師として働いていれば、なんとなく分かるはずです。それは、調剤薬局や病院で働く薬剤師の「給与の財源」が将来的どんどん厳しくなるということを。

つまり、診療報酬改定・調剤報酬改定により、あなたが働いている職場の利益が将来的に伸びる要素が極めて小さいという事です。これは控えめな表現で、まず見込みは無いとすら言えます。

今も「薬局の環境は厳しい」とは言われますが、保険薬局の数もまだ僅かに増えていますし、薬剤師も(余ると言われてる割には)足りてませんよね。

ただ薬剤師が足りてなくても、経営上利益が出づらい状況となってしまえば、従業員に還元されるもの=つまり年収も期待出来ないでしょう。

また、保険薬局よりも現状でさえ年収が低い病院薬剤師であるならば、「いつかは調剤薬局に転職」と考えているなら、それほど残された時間はないはずです。

いくら経験を積んでも、「10年後に転職して年収500万円だった」ではいくらなんでも厳しすぎますよね。いつかは転職と思ってるなら、なるべく早く転職活動した方がいいと言えるのです。

定期昇給では薬剤師の年収は頭打ちに

また、これまで保険薬局は「景気が良い」と言われる時期もあったものの、今後そういった時期が訪れる事はますます減っていくはずです。よくて、あと5年程度でしょう。

これはつまり、年収の頭打ちで悩む薬剤師が転職すると年収が上がるという時期のタイムリミットとも言えるかもしれませんね。

確かに新卒で入社した薬局・病院でも、毎年昇給はきちんとあるはずです。もちろんボーナスも。それが将来的にも続けば「いつかは」安定した収入を得ることは可能かもしれません。

ただ、その保障はどこにもありません。

極端な話、あなたが40代、50代になった時、経営が厳しいからボーナスカット。もっときついと、各種手当てや、勤務先が赤字経営となれば基本給のカットだってありえる話なのです。

今の40代、50代はこれまで着実に年収はアップしてきたはずです。管理薬剤師ではなくても、年齢が上がるにしたがって年収600万・700万を(年収が低いと言われている都内でも)得ている薬剤師も相変わらず多いです、まだ今は。

そして何より、転職で大きく年収アップをする事が可能でした。頭打ちなんていう概念も、あまりなかったんですよね。

でもこれからの時代は違います。若いうちになるべく多くの年収を手にすることが大切。

そうすれば、仮に「将来あまり年収が上がらない」そうした事態となっても、20代、30代のうちにある程度しっかり稼ぐ事が大きな安心材料となってきますよね。

補足として、昇給が殆どないという将来はいずれくるでしょう。しかし、一度上がった年収を切り下げるというのは、契約上極めて難しいのです。

 

言い方は悪いですがこれは言ってみれば「既得権益」。その割を食ってしまうのは、若手薬剤師なんですね。だからこそ、若いうちにあなた自信が納得出来る年収を確保する事がとても大切なのです。

 

「なんとかなる」かもしれません。でも保険財源が決まっている以上、若手薬剤師が将来的にますます年収の頭打ちに遭遇する可能性は極めて高いと言えるのです。

大手チェーン薬局への就職は年収が頭打ちに

新卒薬剤師が多く入社するのは、大手チェーン薬局。これ自体は決して否定しません。自分のスキルに不安があるなら、初めの半年、1年でもしっかり勉強出来るのは悪くありませんよね。

大手チェーン薬局はなんとなく福利厚生がいい・将来安泰というイメージがあると思うんですが、あまり恩恵を受ける薬剤師は少ないでしょう。

例えばスキルアップの機会の研修費用を補助してくれたって、それよりも年収が10万あれば十分元がとれますよね。大手チェーン薬局ほど年収が頭打ちになりやすいので、給与面での期待はしない方がいいです。

今後ますます大手チェーンが出店を続ける中、新卒採用もさらに活発・一極集中します。するとどうなるかというと、耐えられる薬剤師だけ働き続けるという事。

  • 薬剤師の少ない中での業務
  • 上がらない年収
  • 数字目標だけ負い続ける仕事

はっきり言って「仕事がつまらない割に年収も良くない」という、将来後悔してしまうパターンです。

それでも、40代・50代になれば年収800~900万もらえるなら、魅力的です。でもそうではないですよね。管理薬剤師だって(よほど地方勤務でなければ)年収600万円程度で頭打ちです。

それも40代になってからというケースがほとんど。それならば、若いうちから「自分を必要としてくれる職場」で働き、20代・30代のうちからしっかりと収入を得る方が将来的にも安心と言えますよね。

よほど優秀で、大手チェーンの中でも部長・取締役と進んでいくなら、もちろん年収は期待出来ます。しかし極めて限られた人数のみですし、役職は枠も限定的。あまり現実的とは言えないかもしれませんね。

ここまで紹介してきたように、すでに薬剤師としての年収に頭打ちを感じているなら転職を早期に検討した方がメリットが大きいのです。

もちろん、転職したからといって必ず年収が100万円上がる保障なんかありません。でも、転職活動することだけはリスクなく行う事は出来るんですね。「働きながらすればいいだけ」なので。

もちろん、いくら年収が高くたってブラックな働かせ方をされたのでは本末転倒です。

働きやすさ&年収重視なら「マイナビ薬剤師」、多少仕事がきつくてもあくまで年収重視なら「薬キャリ」で求人照会をすること。

薬剤師専門のキャリアアドバイザーが的確なアドバイスをくれます。

▶ マイナビ薬剤師

▶ 薬キャリ

今はまだ年収が低くても良い。将来上がれば。そう考えていても、保険財源が給与の原資となる薬剤師は10年、20年きちんと昇給していくのが厳しくなります。

若いうちから「適正な年収」を得るようにして「高い年収で頭打ち」という状況を作って置くことがポイント。それなら今後、例え年収があまり上がらなくても問題無いからです。

さて、以上がこの記事のまとめです。

年々厳しくなる診療報酬改定、早めの行動が大切ですね。

ここからは、年収が頭打ちになった薬剤師の悲惨な今後について、参考として紹介します。

加速する薬剤師の「上がらない・頭打ち」となる年収

薬学部は国公立じゃない限り、私立で最低でも6年間、学費に費やすお金はとても大きなものです。もちろん奨学金を頼りにしていた人も多いはず。

「薬剤師になればお金持ちになれる」と思って薬剤師になる人は少数派だとは思うものの、それでも安定した収入というものに魅力を感じているケースは多いでしょう。

実際、少なくとも仕事が無いなんていう状況にはなりませんよね。

将来は年収が上がるというあてがはずれる?

「薬剤師は初任給が高いけど、頭打ちになる」これは以前から言われていた事です。もしかしたら、すでに聞いた事がある薬剤師もいるかもしれません。

イメージとしては、初任給の年収500万、頭打ちになって700万。こういったところが「ひと昔前の」イメージです。

でも今は少し違っていて、大手チェーン薬局や病院で働く新人薬剤師も増えていることから、初任給は400万程度と言ったところでしょう。実際賞与の関係で初年度はそこまでいかないですし、病院はもっと低いですよね。

残念な事に、初任給の400万から500万にもっていくだけで、かなりの年数を経てしまいます。「高年収」どころか、「普通の年収」を手に入れる事に時間を要してしまうという事。

以前よりも、「頭打ちになるまでの期間」がさらに伸び、薬剤師の年収はかなり上がりづらくなっている。定期昇給だけで、十分な年収を得るのは厳しい。

お金持ちになりたいと思わなくたって、やっぱり年収600万円ほどは30代のうちに手に入れて、それなりに安定した生活を送りたいと思う人がほどんどなはずです。

でもその収入を得るのが歳を重ねてからでは、ちょっと寂しいですよね。

年収が上がらない、頭打ちになる、そうした事は転職で簡単に解決出来るのに、一歩踏み出さない人が多いのはどうしてでしょうか。理由はシンプルなのです。

誤った「安定志向」?

大手チェーン調剤は、新卒薬学生を一括採用します。確かに同期が多いと、なんとなく安心という人もいるかもしれません。就活もそうですよね。

【大手チェーン薬局・ドラッグストア新卒採用数】

  1. アインファーマシーズ
  2. 日本調剤
  3. ウエルシア
  4. スギ薬局
  5. クオール
  6. 総合メディカル

ここまでが、新卒薬剤師採用人数が200人以上のチェーンです。

ただ中にはこうした大手、年収が低いところもあります。

また調剤薬局にしろ、併設ドラッグにせよ、基本的には働くのは「小さな職場」です。調剤薬局なら、10人スタッフがいたら多い方と言えるレベルですよね。

大手チェーン(会社)に就職すると言っても、結局は働くのは薬剤師が同僚となる狭い環境。人間関係で悩む事も必ずあります。

これはチェーンが悪いというよりも、保険薬局である限りは仕方ないこと。でも、そうした職場で働く限り、あまり安定性というのは無いのです。

もしも「安定性」と思って就職したけどやはりイメージと違った、年収が上がりづらくて頭打ちになっているなら、転職する事を選択肢として考えた方がよいのです。

「薬剤師が働く会社の事は分からないから、大手にしとこう」という理由だけで就職を決めたなら、あまり転職しない理由にはならないはずですね。

薬剤師が年収頭打ちから脱するために

ここまで紹介したように、薬剤師が(特に新卒から)同じ会社や病院で働いていると、まず年収は頭打ちになります。

それも過去とは違い、年収が頭打ちになるまでの期間は大幅に伸びました。ここまでくると、薬剤師は年収が上がらないとすら言えるかもしれませんね。

薬剤師の年収頭打ちは転職で解決

その状況から抜け出すためには、やはり転職しかないのが本当のところ。薬剤師はほとんどのケースで、転職する事で年収が上がります。

もちろんいつかは頭打ちになるでしょう。でも30歳でそうなるのか、40歳でなるのか。10年違うだけで、その期間の収入は1,000万円以上変わります。

30代だって生活にお金は掛かるし、そもそも同じ「調剤」という仕事をしているなら、あまり安く働く意味は無いですよね。薬剤師に限った事ではないです。

ほどよい年収でゆとりある生活を

今の職場で薬剤師研修が充実していたって、生活があります。そもそも、薬剤師なら「会社の研修」「病院研修」に頼らなくたって、自分で勉強出来るのです。

安い給料から専門書など書籍代まで捻出していては、さすがにゆとりある生活は望めないでしょう。

年収がもう上がらないな、という限界まで粘るよりは、今の職場によほど不満が無いのであればしっかり対処していく事が大事ですね。

まとめ
薬剤師で年収の頭打ちに悩んでいるのなら、しっかり対処が必要。悩んでいるくらいなら、一歩行動してみる事が大事です。

 

大手の薬剤師求人紹介会社を利用し「高待遇で働きやすい環境」で働いてみる事が、将来への大きな備えになるのです。

 

マイナビ薬剤師」や「薬キャリ」でそのスタートを切ってみる事が、はじめの一歩ですね。