転職活動は男性薬剤師の方が有利なの?年収などの条件面でもメリット有り

転職活動では男性薬剤師の方が有利だと言われています。

しかし、薬剤師業界は、なぜ男性の方が転職活動に有利なのでしょうか?

そこで、今回は転職活動で男性薬剤師の方が有利な理由と男性薬剤師が転職活動の時にアピールしたいポイントについて紹介していきます。

転職する予定の男性薬剤師はぜひ参考にして下さいね。

この記事の要点
薬剤師は女性比率が大きいため、男性薬剤師はそれだけで貴重な存在です。女性が多い職場に安心感を与えられますよね。

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なぜ転職活動で男性薬剤師が有利なのか

なぜ、転職活動で男性薬剤師が有利なのかという理由がわからなければアピールのしようがありません。

まずは、その理由について説明していきます。きっと不安なく、転職活動出来ますよ。

薬剤師は男性の方が少ないから

そもそも薬剤師業界は女性の職場です。昔から女性が働きやすい職種の代表的な存在でした。

少し古いデータですが、厚生労働省によると2018年12月31日時点での薬剤師の登録数は男性116,826人、女性184,497人です。

もっともこれは、薬剤師として登録されている人数なので実際に働いている人数とは違います。

この数字だけでも男女比は4:6となっており、結婚や出産を機に仕事を辞めた薬剤師もいるので、この差はさらに大きいものになります。

薬局、医療施設に従事している薬剤師となると男性82,655人、女性157,716人となります。働いている人数を見ると女性が圧倒的に多いのがわかります。

パートで少ない時間でも時給が高くそれなりに稼げるため、女性に人気があるのも頷けますね。数が少ないほど希少価値が高く、人間にはバランスを整えようという心理が働きます。

女性の多い職場で、同じスキルの男性と女性が面接に来たら、すでに女性は多くいるので男性を採用することが多いです。

最近では在宅医療も増えており、エンシュアリキッドやラコール、エネーボなど重い栄養剤を運ぶ場面が増えてきました。また、かかりつけ薬剤師が始まってから、患者さんからのセクハラに悩む女性も増えてきています。

EDなどの男性患者さんを、女性が投薬すると恥ずかしさからかあまり話してもらえず情報を聞き取れないこともありますよね。

また、女性の総数が多いため、女性しかいない職場もあります。女性しかいない職場であれば、このような事態の時に対応するのが難しいです。

患者さんからのセクハラや暴言、暴力などの抑止力としても男性を入れておきたいところです。女性も、その方が安心して働けますよね。

ところが、男女差そのものだけで大きく影響を与えるわけではありません。男女差によって変わる他の部分で男性は転職活動で有利になるのです。

男性薬剤師の方が長く働けるから

男女差によって変わるのは、働ける時間です。

男性でも家事や育児を担当する主夫も増えてきていますが、まだまだ男性が働いて女性が家事や育児をする、もしくは共働きで家事や育児を分担する家庭が多いかと思います。

しかし、女性が働いて、男性が専業主夫をやっている家庭はまだまだ少ないです。

薬剤師の世界でも男性の方が長く働いています。男性は正社員の割合が多く、女性はパートの割合が多いです。そのため、雇う側の視点に立ってみると、長い時間働いてくれる人材を確保したいところです。

医療の仕事に休みはありません。患者さんは24時間365日、医療サービスを求めており、医療従事者はその要望に応えなければなりません。

でも、そんなに働きたくは無いですよね。ただ、建前上だけでもしっかりと対応しているという姿勢は、調剤薬局でもドラッグストアでもしっかり見せないと駄目です。

これまで医師や看護師は病院で働いているため、夜勤や当直をしていることが多く、交代で24時間患者さんに医療サービスを提供し続けてきました。病院薬剤師であれば夜勤や当直を経験した人も多いかと思います。

ところが、最近では調剤薬局でも24時間対応が求められており、実際に対応するところも増えてきています。

24時間店舗を開けているところはまだ少ないですが、薬剤師に携帯電話を持たせて24時間患者さんからの電話に対応をさせるところは多いです。

そんな世界では長時間稼働が可能なのは大きな武器になります。この武器があるため、男性薬剤師の方が転職活動で有利なのです。

今すでに電話待受対応しているなら、転職することで待遇を大きく上げることも可能なんです。

会社目線では男性薬剤師の方が転勤させやすいから

調剤薬局やドラッグストアでは、全国展開している会社も多いです。大きな会社であればあるほど転勤の問題は切っても切り離せない問題となります。

例えば、子育て中で9:00~15:00までのパート勤務の女性薬剤師がいたとします。その女性は仕事が終わったら、保育園に子供を迎えに行かなければなりません。

会社側は、その女性に他県への転勤命令を出すでしょうか?おそらく、そのような命令が出た時には、多くの女性は会社を辞めてしまうでしょう。

多くの女性は、住む場所や子供の保育園まで他県に移すことは難しいため、違う職場を探すという判断になってしまいますよね。

人材確保が難しい会社では、なおさらわざわざ辞めてしまうリスクを抱えて女性に転勤命令を出さないと考えられます。

一方、男性薬剤師の場合には事情が異なります。男性が収入の柱になっている家庭は多いので、会社を辞めるのには少し抵抗があるはず。

特に、家族みんなで住むためのマイホームを買ったばかりとなれば収入を途絶えさせるわけにはいきません。

そうなると、単身赴任をするという選択肢が出てきます。男性の方が転勤に応じる可能性が高く、会社側としても都合が良いので、有利に働くのです。

実際、単身赴任させるようなのは全国展開しているよほどの大手のチェーン薬局だけですが、そうした観点からも需要が高いという事が言えますよね。

男性薬剤師が転職活動で有利になるためにアピールしたいポイント

ここまでなぜ転職活動で男性薬剤師が有利なのか解説してきました。その理由がわかれば、転職の時にそのポイントを活用してアピールしたいところです。

男性薬剤師が、転職で有利になるためにアピールしたいポイントについてご紹介します。転職活動がうまくいっていない人は、ぜひ参考にして下さい。

残業が可能であること

女性の場合、家庭の事情から残業をNGとしている人も多いです。女性が多い職場で、残業が可能な男性薬剤師は会社側としても期待してしまうことでしょう。

夜の時間はスケジュールを空けておき、残業が可能であることをアピールするのが重要です。

医療業界でも繁忙期はあります。病院や薬局が休みになってしまう年末年始前の12月や新年度で新しい環境に踏み出す前の3月は病院も薬局も比較的混みます。

この時期は、インフルエンザやノロウイルス、花粉症のシーズンであることも相俟って、残業が必要になることもあるでしょう。

最後の患者さんの対応をして、薬歴を書いたり、後片付けをしたりしていると定時を大きく過ぎてしまいます。

そんな中で、「残業はできないので帰ります」と患者さんを置き去りにすることはできません。誰かが患者さんの対応をしなければならないのです。

こういった状況で残業を厭わない男性薬剤師がいれば、心強いので会社側も採用したくなることでしょう。

転勤が可能であること

転勤ができるのかどうかも大きなポイントです。もちろん、転勤が可能な人材の方が会社は積極的に採用することでしょう。

引っ越しを伴う転勤でも構わないという男性薬剤師は大きな評価となります。ところが、全国転勤が無理だから、転職活動に不利というわけではありません。

なぜなら、いくら男性といっても全国転勤が可能な人は少数だからです。独身であれば、それも可能かもしれません。

ところが、奥さんや子供の顔を見ることができずに全国を飛び回るのは犠牲が大きいと感じる人も多いでしょう。無理のない範囲で転勤を引き受けることが大切です。

県内であれば転勤OK、通勤時間2時間以内なら転勤OKなど自分の中で基準を決めるとアピールしやすいです。通勤時間をうまく活用できるから長時間の通勤が苦にならないという人は、チャンスです。

長時間の通勤は、通勤だけで疲れてしまうという人も多いため大抵は嫌がります。片道2時間の通勤となると合計4時間にもなるため、睡眠時間に影響が出てしまう人もいます。

そんな中、長時間通勤をしてでも欠員が出た店舗に、すぐ異動してくれる人材はとても貴重です。無理のない範囲で転勤ができることを時間や距離という数字を用いてわかりやすくアピールするのが大切ですね。

勉強会への参加も可能であること

薬剤師は、自己研鑽が必要な職種です。勉強会も多く開催されていますよね。常に新しい情報をアップデートしている薬剤師は、価値があるので採用されやすいです。

それ以外にも理由があります。

自分の所属している病院や薬局が主催となって勉強会を開催することもあります。そんな時に所属している薬剤師が誰も参加しなかったら病院や薬局の面目が立たないですよね。

多くの薬剤師が勉強会に参加していれば、意識の高い集団という目で見られるため病院や薬局の評価も高まります。

そうなると、外部から参加している薬剤師からの組織としての評価が上がり、それが採用力につながる可能性もあるのです。

このような理由から、プライベートの時間を割いて勉強会に参加できる男性薬剤師は転職に有利なので、ここをアピールしたいですよね。

男性薬剤師の転職活動【まとめ】

一般企業では成果を重視する企業が増えてきました。しかし、医療業界は、売り上げ〇〇%アップなど利益を出し過ぎると調剤報酬が下げられてきました。

また、かかりつけ薬剤師などわかりやすい指標があれば別ですが、男性薬剤師という事はそれだけで女性の多い職場の不安を和らげたり、ちょっとした力仕事など重宝されるのです。

また個人の成果がわかりにくいため、どうしても病院や薬局に貢献した時間で評価されがちです。仕事以外にも勉強会や資格取得などで評価されることもありますよね。

どちらにしても薬剤師として活動する時間を長くすることが評価につながります。そのため、男性薬剤師の利点である「時間を多く注げる」という点をアピールするのが手段のひとつと言えるかもしれません。

そして冒頭の通り、案ずるより産むが易しが男性薬剤師の転職活動。

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