日本調剤で働き続けるのは、かなり大変そうって聞きます。とても勉強に力を入れているイメージが強いですよね。それに惹かれて入社した人も多いはず。
ただ一方で、「働きやすい」ということは、正直あまり現実でもネットでも聞いた事が無い、そんな薬剤師が多いのではないでしょうか?
メモ:日本調剤に入社、東京の店舗にいたが長崎へ飛ばされ東京へ帰して欲しいと打診したが通らず転職
— もみ@19卒 (@momi_suk) August 30, 2021
もちろん、人間関係など配属先の薬局の環境が良ければ、働きやすいケースも多い事は間違いないです。ただ「配属ガチャ」できつい環境に陥ってしまうケースは厳しいですよね。
私自身、実際に日本調剤で働いた事はないので、日本調剤が良いか悪いか、辞めた方がいいかどうか断定的な事は、この記事では何も言えません。
私の感じる範囲では「日本調剤を辞めて転職してくる若手薬剤師って多いな」という事くらいですかね(大手は入社も多いが、辞める薬剤師も多い)。
ただ本当の所は、日本調剤を辞めたいと感じつつ働いているあなた自身が、一番よく分かってる事ですよね。「会社の口コミ」とか関係無いんです。
どんな会社であっても「他にいい職場があれば辞めたい」と思った時が、割と辞めるタイミングです。満足してれば、辞めたいなんて思いませんからね。
辞めようか悩んでるなら、初めは以下のサイトを覗いてみて、登録してみるのが◎。「自分に合ういい求人があれば転職を考える」気持ちでいれば、ストレスが減ってラクになるからです。
・薬キャリエージェント(新しいタブで開きます)
⬆ 1~3年目くらいの薬剤師であれば待遇面で遜色ない求人がありますし、30代までには落ち着いて働ける職場に身を置きたいですね。
日本調剤は、かなりの成果主義。つまり、薬剤師として数字を求められます。具体的には、かかりつけ薬剤師や後発品、トレーシングレポートの件数など。
そうした事から、真面目な薬剤師ほど、仕事が大変になってしまうという傾向はあり。
よく日本調剤にはノルマがあるのか?なんて話がありますが、こういった事ってどこのチェーン薬局でも「ノルマ」なんて言葉使いません。あくまで「目標」です。
✕ 日本調剤にはノルマがある
◯ 日本調剤には目標設定がある
この目標が「きつい」と思う薬剤師がいるため、働きづらいと思ってしまう人も多いのかもしれませんね。企業としては利益を上げるのは大切な事。ただそれと働きやすさ、それは関係が無い事です。
※職場内でパワハラやセクハラが起こっているなら論外です
また、日本調剤は社内認定制度など「勉強したい、意識の高い薬剤師には向いている」と言えますが、「普通の薬剤師」だと少し息がつまってしまうというケースも多いようです。
でも他の薬局で働いても同じなのかな……
この記事では、日本調剤を辞めたいと思っている薬剤師が、どのように将来を考えればいいかを紹介してきます。
なお、収入面では他の大手チェーン薬局と比べて極端に劣る事はないです。
転職で年収を上げたい・働きやすさで選びたいなら、大手よりは中小規模の薬局を選択した方がいいですね。また、数字に追われる事が少ないです。
例えば数字目標に疑問を感じたり、体育会系の社風、研修の多さが肌に合わないなど。
特に「何となく大手、かつ研修制度が充実している」という事だけ惹かれて入社した薬剤師であれば、働いてみて就活時のイメージと違うなら、働き方を見直す事も大切。長い人生です。
30代までの薬剤師ならたとえ1年目だとしても、日本調剤で得た経験を生かせ、あなたに合った環境に転職可能です。そもそも、大手を辞める薬剤師は多いですからね。
とは言え自分でも辞めていいか客観的に分からないのであれば、経験豊富なキャリアアドバイザーに相談してみるのがベスト。辞めない方がいいならそう提案してくれます。
悩んでいるなら「薬キャリエージェント」で仕事の悩み、転職ではどんな選択肢があるか相談から始めるのが良いですね。
※まずは働きながら、数カ月後を見据えて転職相談という形がスムーズ。
さて上記がまとめですが、やっぱり薬剤師によって「合う合わない」があるのが現実。
日本調剤を辞めたいと思っていても、思い留まるか、それとも転職するか。以下の記事もその検討材料にしてみてください。
日本調剤を辞めたいと思う理由は?
日本調剤を辞めたい薬剤師の場合、一番の大きな理由は、そもそも会社の経営理念とマッチしてない状況にあると言えそうです。
薬剤師として働いていれば、どういった社風の薬局で働くかは、転職時に注意したい所ですね。
これは人それぞれなので、面接や薬局見学などで実際に確かめれば問題ないです。
さてでは、保険薬局業界において、日本調剤はどういった「立ち位置」と言えるでしょうか。
日本調剤の経営は順調
日本調剤をはじめ、厳しい保険薬局業界で成長を続ける、生き残るためには、やはりまずは「経営」を優先させる部分がどうしても必要です。
特に株式会社の場合、株主の存在は大きく、しっかり利益還元をしていく必要があります。
ただ当たり前と言ったら当たり前なんですが、会社の方針と言うのは、たいていの場合そこで働く従業員にとってはストレスになりかねないものですよね。
特に保険薬局という業態からすると、働いている従業員からすれば「なんで株主に還元するんだ」と思うのも無理は無いこと(※ただし、日本調剤の年収は業界水準と比べると決して悪く無い)
入社時にはそこまで意識していなくても、働いている内に本部方針として嫌でも実感させられます。
例えばお薬手帳アプリの促進ひとつとっても、目標を掲げられて取り組むのと、自主的に取り組むのではモチベーションに大きな差が生まれてきます。
上記は一例ですが、「成果主義」が肌に合ってる薬剤師なら、長く勤務していく事も可能でしょう。
これは日本調剤の方針が良い悪いという事ではなく、あなたが日本調剤という会社で働くのが合っているかどうかという事なんです。
日本調剤は、企業としての安定性が、保険薬局事業を基盤とする会社の中でも秀でています。それは、ジェネリック医薬品製造業や、人材紹介業など、多角的な経営が安定しているからですね。
日本調剤の年収は悪くない
日本調剤を辞めたいと思う薬剤師の理由が「年収」だけであるならば、少し考えなおした方がいいかもしれません。
決して年収が「高い」わけではないものの、決して低くもなく、基本的に薬剤師を始めとする従業員に還元している会社と言えます。
これはやはり、経営基盤がしっかりしているから。もちろんその利益を生み出しているのは薬剤師を中心としたスタッフ、あなた自身です。
辞めたい、けど業績がいい、これは関係が有るようで無いもの。
新卒薬剤師の就職理由で「企業として安定しているから」と言って入社した薬剤師も多いはず。ただ、働き続けられるかどうかはまた別の話ですよね。
日本調剤は大手ですが、中小チェーンでも業績の良い薬局はたくさんあります。
ただ就活時など「目立たない」ので、選択肢に挙がりづらいのです。1年目や2年目の薬剤師は特に転職市場では引く手あまた。
経営の安定性という観点からも転職先を選びたい場合は、求人情報を多く持つ「薬キャリエージェント」のアドバイザーに聞いてみる所からスタートしても良いかもしれませんね。
日本調剤を辞めたいと考えている薬剤師の多くは、もしかすると「初めての転職」かもしれません。
そうした不安をしっかりと拭えるよう、安心して求人探しをしていく事が大切ですね。
こんな薬剤師は日本調剤を辞めない方がいい
これは日本調剤だけに限りませんが、まずは人間関係が良いならば、少し転職は思いとどまってもいいかもしれません。
同僚や信頼していた先輩が転職してしまうような環境だと厳しいかもしれませんが。
さて以下、こんな薬剤師は日本調剤を辞めない方がいい、という部分をピックアップしてみました。
ただ、あくまで参考に留めてください。もしあなたがつらくてしんどいなら、限界まで無理して働く必要なんて全く無いんです。社会人人生はとても長いのだから、前向きな転職を考えた方が自分のためです。
数値目標の達成が好きな薬剤師
「ノルマ」みたいな言い方をするとネガティブですが、あくまで目標数値として達成することに充実感を感じる薬剤師ならば、日本調剤は「あなたに合ってる」と言えます。
やっぱりかかりつけ薬剤師やGE算定など、保険薬局の運営として積極的に算定していくのは経営上大切な指標です。そこにやり甲斐を見いだせるなら、辞めない方がいいかもしれません。
勉強が好きな薬剤師
社内認定制度をはじめとして、給与や賞与にも反映されます。薬剤師は一生勉強が必要と言われる中で、社内の中でこうした取り組みを行っているのは、とても心強いものです。
薬剤師として勉強が大好きならば、日本調剤で働くという事は、選択肢の一つとして良いものでしょう。
ただ個人的には、そこまで薬剤師勉強必要かな……とは思います。「もう少しのんびり働こうよ」とは感じます。
休みの日まで勉強が強制される事はないと思いますが、認定制度などに誇りを持って働けるのは働きがいの一つとしていいかもしれませんね。
大型病院前で働ける
大型病医院前で働くのは嫌だという薬剤師が多いと思いますが、逆にそうした総合病院の前の薬局で働きたい薬剤師も少なからずいます。
もちろん小規模チェーン薬局だって、大型病院前に出店しているケースもありますが、やっぱりそこは数の多さがメリット。ずっと働くのは大変かもしれませんが、薬剤師人生の中で経験しておけるのは悪くないかもしれませんんね。
敷地内薬局で働けるかも
制度自体は賛否両論、というか「良くないでしょ」というのが風潮ですが、数少ない敷地内薬局で働けるかもしれません。私は働きたくないですが。
このへんの薬剤師含むスタッフ異動の仕組みはよく分からないんですが、「精鋭部隊が配置」されるのか「そうでもない薬剤師が配置」されるのかは、分からないです。
ていうか、敷地内薬局でどうなの?医薬分業、保険薬局のあり方としてどうなんでしょ?そりゃ、患者さんは便利かもしれませんが、それなら院内薬局でいいし、結局は病院が金儲けしたいんでしょうね。
あとは社内で聞くこと
私、日本調剤で働いたこと無いので、そこまで内部事情には詳しく無いです。
長く日本調剤で働いている先輩社員に、自社の魅力を聞いてみてください。それで納得出来たらなら、辞めない方がいいかもしれませんね。
色々なサイトを見た限り、全体的な感じとして「日本調剤は意識の高い薬剤師には向いてる」といった感じです。
後は、ストレス耐性が高く、メンタルが強い薬剤師にはバリバリ仕事が出来るいい環境かもしれません。
日本調剤を辞めたらどんな薬局で働くといいの?
ここからは、ある程度「日本調剤はもう辞めて転職しよう」と思ってる薬剤師向けの内容を、完結にまとめていきます。
転職活動を始めるなら、少しのポイントを抑えて転職活動をしていくのが大切ですね。
日本調剤を辞めたい原因から求人を探す
辞めたい理由って人それぞれ。人間関係もあれば、会社のやり方が肌に合わないケースもありますよね。まずはそれを解決出来る薬局を探す事が大切。
「当たり前」と思っていても、転職活動すると結構悩みます。なぜなら、多くの求人を紹介されると迷ってしまい、最後は「年収が高い方にしよう」と安易に決めてしまうから。
これって決して悪い事じゃなくて、薬局で同じような働き方が出来る求人なら年収を高い方を選ぶのは当然です。薬剤師に還元出来る=利益が出ているっていう事にもなりますからね。
ただ、例えば「通勤時間が短い薬局に勤務したいな」と思って転職活動を始めたのに、より遠いところに働きに行くとなってしまったら意味ないですよね。そういった点に気をつければ大丈夫です。
※もっとも、多少遠くても年収が上がるならOKという考え方もあるので、悩んだらエージェントと相談しながら転職活動をすれば大丈夫
日本調剤のような大手は避けるべき?
この記事では日本調剤に焦点を当ててきましたが、正直なところほとんどの「大手チェーン薬局」では、似たような働き方になる可能性が高いです。
そのため、日本調剤を「人間関係で辞めたい」薬剤師なら他の大手チェーンに転職する選択はありですが、他の理由なら「中小規模」のチェーン薬局に転職することを検討した方がいいかもしれません。
例えば、あなたが住んでる地域でチェーン展開している30店舗規模の調剤薬局などです。
もっとも就職活動って、薬局にしてもドラッグストアにしても、どうしても大手チェーン中心になってしまいます。それは仕方ないです。
ただ転職に関してはもっと情報収集も出来るので、あなたが働きやすい環境というのも見えやすくなってきます。そういった部分の情報はしっかりとエージェントが持ってるので、しっかりと薬キャリエージェントなどを活用していけば問題はないでしょう。
日本調剤を辞めて転職する薬剤師に
学生からの就職活動を経て、日本調剤を始めとする大手チェーンに就職すると、どうしても「理想と現実」が違って働きにくいと感じる薬剤師が出てきます。
こればかりは、実際に働き始めてから気づくことなので仕方がありません。
ただ、また20代、30代ならば、やり直しは容易に出来ます。特に正社員として働くなら、早めにあなた自身の性格や資質に合った職場で、薬剤師として働く事が大切ですね。
転職が初めての薬剤師の場合、色々と悩むもの。あなた自身の本音をコンサルタントに伝えて、まずは求人探しをしてもらう事が大切ですね。
辞めるか悩んでいるなら、キャリアアドバイザーに相談して客観的にアドバイスをもらう事も大切。
利用者満足度の高い「薬キャリエージェント」を利用して転職相談をスタートさせてみてください。それだけで、結構スッキリするものです。
転職は決して「逃げ」なんかじゃなく、自分のため。10年後働いている姿を想像出来ないなら、一歩踏み出して見ることが大事ですね。