薬剤師のwワークって何があるの?仕事選び方と注意点を解説

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終身雇用制度は崩壊して、いつかは誰もがWワークをする時代になるかもしれません。この時代の流れは国家資格者である薬剤師でも逆らえませんよね。

でも、いきなりWワークをしようと思っても、どのように仕事を選んだらよいのかわからないという薬剤師もきっと多いはずです。

そこで、今回は薬剤師がWワークをする時の仕事選びや注意点について解説していきます。

あなたが正社員かパートかでも、出来る事は変わってきます!

薬剤師がWワークする時の仕事選びのポイント

まずはじめに、薬剤師がWワークをする時の仕事選びでは、理解しておきたい事があります。そのポイントを解説していきます。

あなたがどういった事に取り組めるかを考えて、実際に行動に移すのがいいですね。

ポイント:薬剤師に知識をフル活用するのが◎

薬剤師は、国家試験に合格するまでに薬理学以外にもさまざまな勉強が必要です。解剖学や病態学、栄養学など大学では多くのことを学びました(忘れたかもしれませんが……)。

また、社会に出てからも薬の飲み合わせや生活習慣病の食事療法、運動療法などの知識を患者さんから尋ねられる機会も多いです。

このような知識は、薬剤師としては当たり前の知識だと認識している方も多いかもしれません。しかしそんな当たり前の知識が、薬剤師以外の方から見れば価値のある情報なのです。

Wワークをするために、新たな知識を学ぶのは時間がかかります。薬剤師として働いていることで、すでに身につけている知識をフル活用できる仕事を選んだ方が早く結果を出すことができますよね。

結果が出ないとWワークを続けるのは、つらく大変です。すでに持っている知識を活用できる仕事を探しましょう。

「時給」で働かない選択も

本業の薬剤師としての仕事では、病院や会社に所属して時給や月給、年俸制で働いている方がほとんどでしょう。

しかし、Wワークをするのであれば本業と同じように時給で働き給与所得を得ようとするのは避けた方がいいケースもある事に注意。

例えば、本業は薬局で働きながら休日はドラッグストアでアルバイトをするといった行為を指します。給与所得を得たいのであれば、本業の病院や会社で残業をした方が、割増賃金が発生するのでお得です。

とは言え、残業規制が厳しい時代。そう上手くはいかないかもしれません。あなた自身で積極的に仕事に携わっていくという姿勢が大事ですね。

【補足】

パート薬剤師が働く時間を増やしたくても、今の職場では難しいケースがあります。

 

そんな場合は、他社でパートや派遣で働くという選択肢は持つことが可能。まさにWワークですよね。

 

薬局や病院など所属している会社に相談するのも必要ですし、そうした求人を扱う「薬キャリエージェント」で、自分に合う仕事があるかまず相談してみましょう。

 

※ただしパート薬剤師と言えども、管理薬剤師の場合は他社薬局などで働くのは不可です。

さて、以下はまた正社員向けのWワークの話に戻しましょう。

Wワークをするのであれば、あなたが作った「成果物」に対して報酬が出る仕事を選ぶのが良いかもしれません。または、少し難易度は上がりますが「仕組み」を構築して報酬を得る仕事も良い選択肢です。

どちらも仕事の慣れるまでは、時給換算すると本業の時給を割ってしまう可能性が非常に高いです。

半年頑張っても、時給換算すると数十円なんていう場合も……。

しかし、仕事に慣れて効率良く報酬を得ることができるようになると、本業の時給を上回ることも可能となるんです。

Wワークを始める際、雇用されて時給で働く仕事は避けてみることを考えてみてはどうでしょうか。

「副業」という形に近くなりますが、少し以下、この点について解説します。

スキマ時間を使ってできる仕事

Wワークをする時にはスケジュール管理が重要です。本業をこなしながら、Wワークをする時間を捻出しなければなりませんよね。

本業が忙しい方は、Wワークのためのまとまった時間を捻出するには大変なのです。しかし、生活をしている中で何気なく過ごしてしまうスキマ時間があります。これを活用していく必要があるのです。

一般的に会社員は、24時間の中で平均のスキマ時間が2時間ほどあるとされています。

この2時間というのは連続した時間ではなく、細切れの時間です。そのため、この細切れの2時間を活用できる仕事を選ぶ必要があります。

本業の仕事に出かける時には、仕事に行くための準備で多くの時間を使ってしまう方も多いでしょう。

Wワークでは、仕事をするための準備時間を必要とせず、スマートフォンやパソコンを利用してさくっと作業できる仕事を選ぶのがポイントになってきます。

薬剤師におすすめのWワーク

ここまでWワークでの仕事選びのポイントを解説してきました。そのポイントを踏まえた上でおすすめの仕事を具体的にご紹介します。

ライター(執筆業)

薬剤師がWワークをする時にすぐに始められる仕事はライターです。すでに持っている健康や薬学、栄養などの知識を利用することができるので薬剤師にはおすすめです。

スペックの高いパソコンを用意する必要もないため、普段使っているパソコンを使ってすぐに始めることができます。

薬剤師であれば、毎日のように薬歴を記入しているため文章力もある程度はあります。

特に準備するものもなく、母国語である日本語を使って気軽に始められるライターは初めてWワークをする薬剤師の方にはおすすめです。

ただし、すでに自分でブログを運営していたり、過去に執筆経験あったりしないと意外と難しい分野。やはり初めのうちは、勉強する必要がある事は覚えておいた方がいいですね。

詳細は上記の記事を参考にしてみてくださいね。

論文翻訳

論文翻訳は、海外の医学や薬学に関する論文を日本語に翻訳する仕事です。大学の頃に、多くの論文を読んでいた方であればうってつけの仕事といえます。

また社会人になってから、医薬品に関する論文をチェックしている薬剤師にとっては有利な仕事です。専門的な知識と英語力が必要となるため、ライターと比較すると単価が高い傾向にあります。

また過去に翻訳の経験があるならば、転職という選択肢で一気に年収を上げる事も可能です。

自分のスキルを試したい、社会的な価値を見出したいという薬剤師は、希少なライター求人を抱える「薬キャリエージェント」で求人探しをしてみるのがおすすめです。

もし「翻訳」や「メディカルライター」の求人が無かったとしても、非公開求人という希少求人で大きく年収がアップする可能性も高いのが特長ですね。

ブログ運営等の広告収入

広告収入は、ブログやYouTubeを活用して情報発信を行ない、商品を勧めたり広告が表示されたりすることで報酬を得る仕事です。

これまでご紹介したライターと論文翻訳は成果物に対して報酬が発生する仕事でした。ところが、アフィリエイトは仕組みを構築して報酬を得る仕事です。

難易度は高い

難しいですが、報酬が得られる仕組みさえ構築してしまえば、あとは適度なメンテナンスを行なうだけで継続的な報酬を得ることが可能となります。

しかし、仕組みが構築されるまでは報酬が全く発生しないため忍耐力が必要となります。初めてから数ヶ月は報酬が発生しないのが当たり前ということを覚悟しておかないと、途中で挫折してしまう方も多いです。

例えばブログ。薬剤師に限らず、8割以上の人は3ヶ月も続かずに辞めてしまうのが現実です。また、1年経っても月数千円の報酬がせいぜい……というケースがほとんどです。

しかし今では「薬剤師ブロガー」や「薬剤師YouTuber」も増えてきているため、情報発信を通じて交流を持ち意見交換を行なうことで、本業に活かせるというメリットもきっとあるはずです。

報酬が発生しない間は、そのメリットを目的にWワークをすると挫折しにくいかもしれません。

本業では目の前の患者さんのために専門的な知識を使っていることでしょう。

薬剤師の専門的な知識は価値があるため、ブログやYouTubeを活用して多くの人にその知識を届けましょう。

ただやっぱり「収入を得る」という部分に関しては、難易度は極めて高いと言わざるを得ないかもしれませんね。

動画編集

YouTubeで広告収入を得たい場合には動画を編集する必要があります。

もし、思うような広告収入が得られなかったとしても、仕事を通じて動画編集のスキルを身につけることが可能です。

興味があるなら、お金は抜きに取り組んでみるのも良いですね。

YouTubeで報酬が発生しなくて挫折しそうになった場合には、動画編集者としてWワークをすれば報酬を得ることができます。

現在では、テレビを見る人が少なくなりYouTubeを見る人が増加中です。有名な芸能人や企業もYouTubeチャンネルを開設して大きな盛り上がりを見せています。

YouTuberも増えているため、動画編集の需要が高まっているのです。動画編集もスキマ時間を使って少しずつ作業することができるため、比較的おすすめの仕事といえます。

ただし、動画編集などは何も薬剤師じゃなくても良いのです。そのためライバルが多い分野と言えますね。興味があるならやってみるという姿勢が良いかもしれません。

薬剤師がWワークを始める時の注意点

Wワークを始める時には気をつけておかなければならないポイントがあります。

薬剤師がWワークを始める時の注意点を解説していきます。

本業を疎かにしない

Wワークを始めたからといって、これまで行なっていた本業を疎かにしてはいけません。本業を疎かにした結果、病院や会社をクビになってしまってはWワークにはならず本末転倒です。

これまで通り本業をしっかりと行い、余力でWワークをする必要があります。

Wワークをする時には時間を捻出するのが難しく、睡眠時間を削ってしまう方もいます。睡眠時間を削ってまでWワークをするのは絶対に避けましょう。

睡眠が不足した状態で本業を行えば、注意力が散漫となりミスの原因となります。薬剤師はミスが許されない仕事であり、小さなミスが大きな医療事故につながることもあります。

安定的で主な収入となる本業を大切にすることは忘れずに、Wワークに励みましょう。

確定申告をする

病院や会社に所属する被雇用者であれば、毎月の給与から税金が引かれているため確定申告をする必要はありません。年末調整していますよね。

これまで一度も確定申告をしたことがないという方も多いでしょう。

しかし、Wワークをする場合には収入によっては確定申告をする必要があります。Wワークによって得た所得と使った経費を記録しておきましょう。

※目安として、年間20万円以上の収入があった場合は所得税を払うために確定申告をする必要あり。住民税については少しでも収入があった際に、簡単な確定申告がやはり必要です。

このように、年間を通して多くの収入がある場合には、確定申告をして税金を納める必要がでてきます。

どういった場合には確定申告をする必要があるのか把握して、必要があれば確定申告をしっかりと行ないましょう。

とは言え、しっかり収益が出てから心配すれば良い話かもしれませんね。

【まとめ】薬剤師のWワーク

Wワークをすることは、収入を増やすという事以外にも本業につながる大きなメリットがあります。

しかし、仕事選びを失敗してしまうと本業に支障が出てしまったり、Wワークによるメリットをうまく享受できなかったりします。

これからWワークをしようと考えている薬剤師の方は、仕事選びを慎重に行ないましょう。

そして現状の年収に満足していないからWワークをしたいと考えているなら、まずは転職で大きく収入アップ出来ないか検討する事も必要です。

働きつつ求人豊富な「マイナビ薬剤師」で転職活動してみて、年収が50万,100万上がる求人を探してもらう方が正直なところ早いのです。

出来れば本業だけで、十分な収入を得られるのが一番ですから。

給料上げてくれればWワークしなくて良いのにな。